昔はサラ金、今は消費者金融。
名前は変わっても、やってることは同じ。
貧乏人に高金利で金を貸す、高利貸しだ。
そもそも、年収が数千万単位以上の富裕層の人たちには、無縁なものだ。
数万円〜数十万円の金が無くて困っているのは、収入が少ない人たちだからだ。
そこから金を巻きあげるのが、消費者金融だ。
で、その高金利を是正しようとしているが……
フジサンケイ ビジネスアイ 金融・証券/貸金業制度見直し 意見集約持ち越し 自民、特例期間3年の方向(2006/9/12)
この特例高金利による貸し付けの容認期間に関しては、同日の会議でも若手議員から強い批判が噴出。「政府案の最長5年程度は長い」として、3年程度に短縮する方向がほぼ固まった。
出資法と利息制限法の上限金利に挟まれた「灰色金利」は、上限金利引き下げによって改正関連法公布4年後の2010年をめどに撤廃する政府案を軸に調整したが、結論は出なかった。
誰のために改正しようとしているのか、目的を見失っている。
業界と癒着していると思われても当然だ。
3年とか5年ではなく、即時施行すべきなのだ。
少数の利益(消費者金融)のために、多数を犠牲(借金に苦しむ人たち)にすることの、どこが民主主義なのだ。
それにしても、貸付金利はそれでも高すぎる。
普通預金金利の100倍〜200倍なのだ。金利ゼロの時は、無限大だった(^_^;。ボロ儲けじゃないか。
上限を、普通預金金利の数倍〜10倍までとかにすればいい。
私たちが銀行にお金を預けるというのは、つまりは私たちが銀行に金を貸しているのと同じだ。銀行はその資金を元手に運用して利益を上げる。
それが、金を借りるとなると、金利が100倍になって返ってくる。
納得できない構図だ。
資本主義の根幹ではあるが、なにか間違っている気がする。