前エントリで心配していたのが的中してしまった。
アンダー世代とはいえ、ここ数年見てきた代表の試合の中でも、最低のパフォーマンスと結果だったと思う。谷間世代ともいわれているらしいが、どん底世代かもね。
U―20日本代表 敗退決定で危機感広がる「髪形やハイブランド品に気を取られすぎ」 | 東スポWEB
U―20日本代表がU―20アルゼンチンW杯で1次リーグ敗退が決定し、危機感が広がっている。
C組の日本は初戦のセネガル戦で1―0と勝利するも、続くコロンビア、イスラエル戦で続けて1―2の敗戦。特に最終節のイスラエル戦では先制しながら10人となった相手に逆転負けを喫する屈辱的な負け方を喫した。
1勝2敗の組3位で終えた日本は決勝トーナメント進出が他組の結果に委ねられ、28に行われたE、F組の結果を受けて敗退が確定した。
日本が1次リーグで敗退するのは22年ぶりの失態とあって、ファンやサポーターなどの間では落胆や危機感があらわになっている。ネット上では「ヘラヘラ笑ってるし、厳しさがないわ」「試合中に笑ってる場合ではない」などと一部選手の試合中の姿勢を疑問視する声や、「最近の若手の日本代表のサッカー選手は髪形やハイブランド品に気を取られすぎな気が…一歩間違えたらホストと変わらない雰囲気」などとプレー外の面を指摘する声も上がった。
〝史上最強〟と称されたU―20日本代表の有望株たちには、今回の悔しさを糧に今後の飛躍を期待したいところだ。
短い記事なので、全文を引用した。
髪型なんかどうでもいいんだが、勝利へのこだわりは感じられない戦い方だったね。
後半の後半になると、スタミナ切れなのか足が止まってしまっていた。走れなくなったら、サッカーは戦えない。
体ができていないんだね。
同世代の他国のチームと比べると、その差は歴然。フィジカルで負けてしまっているのは、日頃のトレーニング不足のためだろう。身長は伸びなくても、筋肉と体力は鍛えられる。
日本選手は、総じて華奢なんだ。線が細すぎる。屈強な南米やアフリカの選手と対峙すると、男子と女子か?……というくらい体格が違う。このフィジカルの差は、最初からハンデを負わされているようなもの。そのハンデを埋めるための筋力や体力がなければ、対等には戦えない。
前にも書いたことだが……
もっと肉を食え!
そして、筋トレしろ!
野球の大谷選手を見ればわかるように、日本人でも欧米人並みの肉体を作ることはできるんだ。スポーツ選手を目指すなら、第二次性徴期からの食事の管理と筋トレは必須だろう。サッカーのテクニックを身につけると同時に、強い体を作っていかなければ、世界では通用しないように思う。
あと、監督が無能だったね。
3試合とも、問題点は同じだったのは前エントリでも書いたが、それを修正できなかったのは監督の責任だ。
選手が若手で経験不足なのはしかたないにしても、監督も経験不足のようなので、救いようがない。負のスパイラルに陥ってしまって、抜け出せなくなってしまったのではないか。
テレビ越しに私の目から見ても、
「あ、この選手は使えない。何度も同じミスでボールロストしてるじゃないか」
というように、素人目にも使えない選手の見分けはつく。その選手は、自分のやり方が通じないことに気がつかないのか、何度も同じミスをしていた。対処能力がないんだと思う。
そんな選手を選んでる時点で、見る目がない。選手やチームを、客観的に評価できる人がいないのかもしれない。
U-20に選ばれた選手は、同年代の中ではエリートとして選ばれたはずだ。それでも、こんなサッカーしかできなかったというのは、かなり深刻だ。
「この敗戦を糧にして、成長できれば……」
みたいなことがいわれるが、それは間違いではないにしても、あまり糧にはならない。
なぜなら、U-20で勝ち上がった国の方が、より早く成長するからだ。勝利の方が大きな糧になるんだ。敗者は周回遅れになってしまうので、追いつくのも難しい。
たらればの話をすれば、もし優勝していたら、世界の注目を浴び、活躍した選手たちには世界中のクラブからオファーが殺到したかもしれない。それは飛躍するビッグチャンスであり、世界への道でもあり、レベルアップすることを可能にしたはずだ。
しかし、その機会は失われた。どこが優勝するかはわからないが、そのチームの選手たちには、ビッグクラブへのチャンスの扉が待っている。
勝利で得られることの方が、はるかに大きいんだ。
U-20世代は、貴重な成長の機会を逸してしまった。
このツケは、のちのち深刻な問題になるように思う。