「日本人のTwitter好きは“異常”?」のエントリで、災害時にTwitterを活用することについて触れた。
災害時に一番困るのは、停電することだろう。日常生活に欠かせないものの多くが、電気で動いている。スマホもそのひとつだ。
携帯基地局が生きていたとしても、停電して電気が来なければ、スマホの電池は長くても数日で切れる。電源の入らないスマホは、ただの板でしかない。予備電源として、モバイルバッテリーを持っていれば、いくぶんかは延命できるが、停電が早期に復旧しないと、いずれは外部との接点は失われる。
そんなときに役立ちそうなのが、ソーラー発電機。
なんだか“まぶしい”ヤツを試してみよう:太陽光でスマホ充電 「ソーラーUSB発電器」があればバッテリー切れも余裕か? (1/2) – ITmedia PC USER
しかし、アウトドア環境ではどうだろうか。暑さも落ち着き、これから秋の行楽シーズンを迎える。山登りやキャンプ、釣りなど、電源が確保しづらい環境に滞在する機会も増えてくる。そこでいつものモバイルバッテリーを持参することになるが、モバイルバッテリーは電気をためることができても生み出すことはできない。使い切ってしまったら、ただの重りになってしまう。
そんなアウトドアの場面で活躍しそうなのが、上海問屋の「ソーラーUSB発電器」(DN-13052)だ。太陽光さえあれば、搭載するUSBポートにスマートフォンなどを接続して電力を供給できる。
太陽が出ていないと有効ではないにしても、なにも手段がないよりはいい。記事ではアウトドアでの活用を例に挙げていたが。むしろ災害時に電気を断たれた場合の方が、有効な手段になるように思う。
一軒家で、屋根にソーラーパネルを設置する家も増えているが、まだまだ一般的ではない。住んでいる家から避難を余儀なくされたら、屋根のソーラーパネルは使えない。持ち運びできる「ソーラーUSB発電器」は、生命線にもなるスマホの強い味方になりそう。スマホが使えなければ、Twitterも使えないからね。
この商品でも、太陽がしっかり出ていれば問題なく使えそうだが、曇りの場合には無理そうだ。
そこで提案。
このソーラーパネルを、並列で複数個連結できるような仕組みを作るといい。
曇りの場合、ひとつでは無理でも、2個を並列につなげば、倍の出力電流を得られる。
参照→独立型太陽光発電システム>太陽電池の並列接続・直列接続 【日本イーテック】
記事中の実験では、「曇り空だと最高出力は(計測器によれば)0.3アンペアくらいだろうか。これでは充電するにはちょっと無理がある。」とのことなので、2個並列でやれば、0.6アンペアくらいにはなり、充電は可能になると思われる。
改造すれば並列接続も可能だろうが、接続端子を設けてくれれば、利便性が高まる。
防災用品のひとつとして、携帯用ソーラー発電機もリストに入れておくといいね。