スマホ充電が1分の電池!

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技術のブレークスルーは、起きるときには立て続けに起こるんだね……というニュース。

時事ドットコム:スマホ充電ならわずか1分=アルミ材料の電池開発-米大学

スマホなら充電にわずか1分-。比較的安いアルミニウムを材料に使い、超急速の充電ができて長持ちする電池を開発したと、米スタンフォード大学の研究チームが発表した。

スマートフォンなど携帯端末のバッテリーの主流であるリチウムイオン電池などに取って代わる可能性があるほか、再生可能エネルギーの蓄電池としての利用も見込まれるとしている。
6日付の発表によると、新型電池の試作品は、負の電極の材料にアルミを、正の電極の材料にはグラファイト(黒鉛)を使った。充電と放電の循環を7500回以上繰り返しても、容量が低下しないなど良好な結果が得られた。電池は折り曲げることも可能で、「電池に穴を開けたとしても発火しない」ため安全性も高いという。

世界を変える?1分で充電できるアルミニウムイオン二次電池|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

 スタンフォード大学と台湾工業技術研究院(ITRI)などのチームは、急速充電に対応し、長寿命かつ非可燃性といった特徴を持つ高性能のアルミニウムイオン二次電池を開発した。放電電圧は2ボルトまで届かず、リチウムイオン電池の半分程度だが、安全性や環境性に優れ、さらにアルミは調達コストが安いことから、将来、可燃性のリチウムイオン電池や、環境汚染につながるアルカリ電池を代替できるかもしれないという。

アルミニウムイオン二次電池

過日は、「変換効率64%! ソーラーパネルで革新的な技術か?」というのがあったが、今度は画期的な電池だ。
この両方が実用化されたら、エネルギー問題は案外簡単に解決するかもしれない。脱原発が、経済的にも実現可能になる技術革新だと思う。

リチウムイオン電池は、今のところ最良の電池ではあるが、発熱や爆発などのトラブルがつきもの。リチウムイオン電池を含む商品は、通販で注文すると注意書き付きで配送される。飛行機の手荷物検査では、カメラ等に入っているリチウムイオン電池を、取りはずすようにいわれたことがある。つまり、なにかと問題を起こす代物ではあるのだ。

電池が変わると、スマホも変わるが、世の中もかなり変わりそうだね。
早く実用化されることが期待される。

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