噂ばかりが先行していた、AppleのiWatchについて、具体的な情報で出てきた。
UPDATE 1-米アップルのスマートウォッチ、広達電脳が7月本格生産=関係筋 | マネーニュース | 産業・企業 | Reuters
[台北 20日 ロイター] – 世界最大手のノート型パソコン(PC)受託メーカー、台湾の広達電脳 は7月から、米アップル の初代スマートウォッチの本格生産を始める。事情に詳しい関係筋が明らかにした。10月にも発売される予定という。
(中略)
関係筋は、画面は長方形に近く、画面の表面がややアーチ型に張り出しており、ワイヤレス充電が可能などと話した。
先行しているスマートウォッチと同様、一部機能はそのまま使えるが、メッセージや音声会話はスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)への接続が必要とみられている。
他社のスマートウォッチと、どう違っていて、どういう使い方ができるかが問題だが、それほど革新的という感じはしない印象だ。
Appleはヒット商品も作っているが、コケた失敗作も多数あるので、iWatchがどっちに転ぶかは見もの。
ブランドイメージがあるから、そこそこ健闘するとは思うのだが、大ヒットするような強烈なインパクトがあるかどうか。
野心的な失敗作になる可能性も……。
ウェアラブル・デバイスとして、メガネ型、腕時計型と、2つの方向性が出ているのだが、既存のアイテムを置きかえる方法での新しいデバイスというのは、ありがちなだけに革新的な製品は出しにくいように思う。
iPadは、iPhoneを大きくした発展形ではあったのだが、既存のアイテムを置きかえたものではなかったので新たな市場を作り出した。
だが、腕時計型はすでに時計市場があり、腕時計に機能を付加したものなので、あまり目新しさはない。ハード的な機能だけではなく、ソフト的な機能で新しさを出そうとしているのだろうが、そこにどれほどのメリットがあるかだね。
“Simple” is “best”でもあるので、腕時計はやっぱり腕時計だけの方がいい……ということに落ち着くかもしれない。
過去記事に書いたような……
「iWatchもしくは腕時計型デバイス」
……と、こんなiWatchが出てくればちょっと面白いが、期待値が大きいだけに、普通のスマートウォッチだと失望感が大きくなりそうだ。
期待を上回るものになれば、Appleの成長エンジンになるだろうが、逆に期待はずれだと「ジョブズのいないAppleはやっぱりだめだ」みたいなことになってしまう。
正式発表を楽しみにしたい。