熱中症は新型コロナよりリスクが高い?

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熱中症は新型コロナよりリスクが高い?

連日の猛暑日が続いている。
かねてより危惧されていた熱中症が、昨年よりも多く発生しているようだ。
週間単位の熱中症の患者数は新型コロナを超え、死者数も並びつつある。

熱中症、全国で1週間に1万2千人搬送 都内79人死亡:朝日新聞デジタル

総務省消防庁は18日、10~16日の1週間に全国で熱中症で救急搬送された人は、前週からほぼ倍増となる1万2804人だったと発表した。そのうち死者は30人。気象庁によると、10日は猛暑日となった観測点が今年初めて100地点を超えた日だった。

8月10〜16日 患者数 死者数
熱中症 1万2804人 30人
新型コロナ 7203人 54人

※新型コロナについては、日本国内の感染者数(NHKまとめ)のデータを集計。

昨年はというと……

熱中症搬送7万1317人 過去2番目、死者126人  :日本経済新聞

2019年5~9月、全国で熱中症により救急搬送されたのは7万1317人だったことが総務省消防庁の集計で分かった。昨年の9万5137人に続いて過去2番目の多さで、死者は126人だった。

患者数、死者数ともに昨年を上回るペースになっているようだ。
長かった梅雨で気温が低かったものの、梅雨明け後に一気に猛暑になったため、体が暑さに慣れることができず、熱中症になりやすい状況だともいわれる。

また、新型コロナ対策で、マスク着用が暗黙の義務化になっていることも、一因としてありそうだ。
このクソ暑いのに、律儀にマスクをしている人たちが、なんと多いことか。
新型コロナを恐れて、熱中症になってしまっては本末転倒。

しかし、熱中症で緊急事態宣言が出たりはしない。患者が10万人になっても、死者が1000人になっても、たぶん出ない。熱中症は感染はしないからね。
しかしながら、死亡リスクはそこそこ高い。

多くの人が、マスクをすることの本来の目的を忘れているのではないだろうか?
飛沫を飛ばさないため。
マスクは、そのためだよね。
咳やくしゃみをしたり、おしゃべりをしたりすることで、飛沫は飛ぶ。つまり、口を開けなければ飛沫は飛ばない。人がいるところで口を開けないのであれば、マスクは必要ないってこと。
初心に返って、咳エチケットとしてのマスクに立ち返るべきだよ。

マスクで新型コロナの感染予防はできない。
予防目的でマスクをしている人も少なくないと思われるが、予防にならないことは多くの専門家が指摘している。
海外ではマスクを義務化するところも出てきているし、WHOも当初の発言を撤回して、マスク着用を勧めるようになった。それはなにもしないよりはマシという、いささか根拠の乏しい効果がゼロではないという理屈だ。

マスクをすれば、飛沫の9割は防げるかもしれないが、1割は漏れる。漏れるのはマイクロ飛沫であり、マイクロ飛沫はマスクをしていても防ぎきれない。空気感染説は、まだ公式には認められていないが、空気感染するのであれば現状の感染対策では不十分ということになる。

いま、窓から外の様子が見えるのだが、通りを歩いている人たちのほとんどがマスクをしている。
天気は快晴で、炎天下である。
しばらく観察していても、咳をしているような人は見当たらない。大声でしゃっべっている人もいない。
屋外で、密集しているわけでもないこの状況で、マスクをする必然性はない。
必要のないマスクをしているのは異常だ。

熱中症のリスクの方が高いと思われるのに、新型コロナを恐れる。
新型コロナは、感染しなくても、人々の心を蝕んでいるようだ。

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