野菜が高騰しているというが…

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野菜が高騰しているというが…

レタスやキャベツなどの野菜が高騰している。
「高くて買えない」といった街の声も出ている。
野菜は安いもの、という先入観があるのではないか?

レタス高騰、平年の約2・4倍 全8品目の値上がり続く(産経新聞) – Yahoo!ニュース

 農林水産省が19日発表した主な野菜の小売価格の全国平均値(10~12日)は、レタスが平年の約2・4倍に高騰するなど、調査対象の8品目全ての値上がりが続いた。品目によっては先月までの長雨や日照不足に伴う高騰が落ち着きをみせつつある半面、今月に入ってからの連日の猛暑が生育停滞を招き価格が高止まりしている品目もある。

(中略)

キャベツは平年比84%高い291円で、前週比では19%高。レタスの高騰に連動した面があるほか、新型コロナウイルス禍のもとでの家庭調理のニーズの高まりも需要を押し上げた。

日々の食事は私が作っているから、買い物をするのも私だ。
妻が糖尿病だから、メニューに野菜は欠かせない。
だから、値段が少々高くても買う。

だがしかし。
高騰しているといっても、私はそんなに高いとは思わない。
いつも利用する駅前のSEIYUでは、本日価格でキャベツ1玉が274円だ。
小売りでこの価格だから、生産原価はもっと安い。
生産者が受け取る原価は、50〜65%だという。つまり、137〜178円。

キャベツは種をまいてから収穫するまで、3〜4か月かかる。その間、ほったらかしではなく、手間をかけて育てる。量をたくさん作るとはいえ、それが1玉たった140円ぽっちなのだ。家庭菜園で作ることを考えたら、小売価格の274円はむちゃくちゃ安い。

農業は天候しだいでもあり、悪天候や台風などの災害が起こると、作物を収穫できず収入ゼロになるリスクを常に抱えている。そんなリスクがあっても、単価は安い。

小売価格が倍になっても、もともとの単価が安いのだから、「キャベツ1玉が300円は高い」なんていう文句はいうな(^_^)b
生産者の人たちが、私たちに代わって苦労してくれているんだから、感謝しなくちゃいけない。
生鮮野菜は、国内で自給している数少ない食糧でもある。
生産者を支援する意味でも、もっと積極的に消費した方がいい。

健康のためにも、野菜はたくさん食べようぜ。

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