写真というかカメラが趣味のひとつなのだが、フイルム時代から撮った写真が山のように……は大げさだが、かなりある。
デジカメ時代になって、初期の頃は数十万画素だったものが、今じゃ1000万画素~2000万画素の時代だからね。
趣味で撮っているとはいえ、「いい写真を撮ろう」……というモチベーションは必要だ。
漫然と撮っていても、ただのスナップにしかならないしね。
つまり、撮る動機というか、撮ったあとの成果や評価が欲しいわけだ。
楽しむだけなら、別に撮りっぱなしで自己満足でもいいが、それだけだとちょっとむなしい(^_^;
その撮る動機のひとつに……
と、ストックフォトサイトの、アマチュアでも参加できるサイトに、参加登録してみた。
まずは、雰囲気というか、様子を知りたかった。
PIXTA
8月にテレビで取り上げられたとかで、参加者急増中のサイト。
私が参加したのは、それよりもちょっと前だったのだが。
参加するには、基本的な知識のテストを受けるシステムに変わっている。
まぁ、これは簡単というか、選択問題なので誰でもパスできる。
簡単にしたのは、参加しやすくするためだろうが、これも功罪がある。
というのも、クリエイターが急増して、対応が追いついていないからだ。
クリエイターとして登録すると、初期設定で週に5枚ずつ作品をアップロードできるようになる。枚数制限を設けているのは、作品を審査して、一定水準を保つためだろうが、たった5枚でも審査には1週間以上かかっていて、私はすでに1か月待ちである。
(追記:2010年9月現在、初期設定のアップロード制限は3枚に減らされているらしい)
これはかなりストレスがたまる。
PIXTAのメンバーページには、フォーラムの掲示板があるのだが、そこに私もぐだぐだと書き込みしている(^_^)。
また、審査基準がいちおう示されているものの、曖昧というか一貫性がない部分も見られる。
特に、PIXTAは「タグ付け」に神経を使っているようで、タグに不備があるとNGになる。
タグは検索するためのキーワードになるわけだが、タグが写真の価値を決めるわけではない。適切なタグは必要ではあるが、タグ付けに時間を要しても意味がない。
私がアップロードして審査待ちになっている作品が、今日時点で20点くらいあるが、いつになったら承認されるのやら……。いまだ初回の審査通過のみで、2点しかない(^_^;
ちなみに、審査を通った作品数が増えると、アップロードできる枚数も増えるようになっているが、私はまだ審査待ちが多いので初期設定のままだ。週に5枚ずつしかアップできないのも、ストレスがたまる。
とはいえ、PIXTAは他のストックフォトサイトにはない特色として、クリエイターを前面に出しているところだろう。
クリエイターそれぞれの個別のページを設けてくれている。
他のサイトでは、クリエイターは陰に隠れている感じなので、PIXTAはクリエイターにはうれしいと思う。
がしかし、現状、審査が遅れに遅れているので、サイトとして機能不全になっているのは問題。
審査は1週間でも遅すぎだよ。せいぜい数日が限度。
ネットは鮮度とスピードが命。販売機会を逃さないためにも、迅速さが必要だ。
それはクリエイターにとっても、サイト運営会社にとってもだ。
今月中には改善するとアナウンスされているが、根本的な問題を抱えているようにも思えるので、どういう展開になっていくのかは今後を見守りたい。
作品作りをせっせとしているのだが、遅滞しているとモチベーションが下がるんだよね。
レスポンスは早く!
なお、作品が売れたときの取り分……コミッションは34~44%と低め。
TAGSTOCK
TAGSTOCKは、ストックフォトとしては有名な「アマナイメージズ/amanaimages」が始めた、新しいサイト。
2010年4月ころから開設したらしい。
アマナはプロのクリエイターの作品を扱う、かなりレベルの高いストックフォトで、価格設定も高め。
一方、TAGSTOCKはアマチュアも参加できる代わりに、価格設定は低い。
だが、この手のサイトとしては、コミッションが70%と高いのが特色。
●追記:コミッションは、登録1年後よりダウンロード実績によって変動する。
PIXTAの遅滞に業を煮やして、このサイトに参加した。
最初、クリエイターとして採用するかどうかの、作品審査がある。
5点を送って、それで採用基準に達していればOK。
審査に1週間かかると書かれていたが、私は一昨日登録申請して、翌日に採用通知が届いた(^_^)。
なんだ、けっこう早いじゃん。
で、昨日からアップロードできるようになったのだが、枚数制限はなく、何点でもアップできる。
もちろん、審査を通らないと販売はできないのだが、制限がないから、こちらのペースで作業ができるのはいい。
昨晩だけで22点アップした。
これはPIXTAで審査待ちになっているものが中心だ。
ダグ付けもストレスが少ない。
タグとして付けられる語句が、もともと決められていて、選択肢の中から選ぶだけだ。ある単語を入れると、それに関連した語句が出てきて、そこから選択する。きめ細かさには欠けるが、そもそも検索なんておおざっぱなんだから、この程度で足りる。
アップロードはサクサクできる。
これは気持ちいいね(^_^)。
いかにPIXTAでストレスを感じていたのかを、再認識した。
また、TAGSTOCKは開設して月日が浅いこともあって、販売されている作品数は少なめだが、逆に言えば「登録枚数が多いのでNG」ということも少ないということだ。
問題は、売れるかどうかだが、それは今後の課題かな。
いずれにしても、TAGSTOCKは相性がいい気がする。
サイトにはそれぞれ雰囲気とか相性とかがあるものだが、TAGSTOCKのシンプルなデザインも好きだし、なによりレスポンスが素早いのがいい。
「いい写真を撮りたい。いい作品を作りたい」
そんな気にさせてくれるのだ。
TAGSTOCKにも、クリエイターごとのページがあると、最高なんだけどね。
……と、その他にも、2つのストックフォトサイトに登録したのだが、1つは肌に合わなかった。もう1つは、様子見(^_^)。
【追記】
TAGSTOCKは2016年12月22日、本家アマナイメージスに統合された。
お互い、がんばりましょう(^^)
ブログ拝見しました。
とても詳細に説明されていらっしゃるので驚きました。
昨日、TAG社に5点申請しました。