業績不振が深刻だというマクドナルドだが、このところあの手この手の新商品、新企画が連発だ。
だが、そんなにいろいろ手を打つこと自体が、迷走しているようにも思える。
攻めてる！ マクドナルドの黒と白の“ハロウィンバーガー”が全国で販売されるぞ – ねとらぼ
日本マクドナルドは10月8日より、ハロウィンをテーマにした「イカスミバーガー」「カマンベール チキンフィレオ」「マックフルーリー パンプキンオレオ」を、全国のマクドナルド店舗で期間限定で販売する。
ハロウィンバーガー
マクドナルドに「昼マック」 平日ランチタイム限定のセット – ねとらぼ
日本マクドナルドは10月8日、平日のランチタイムに限定したセットメニュー「昼マック」を発売する。
昼マック
バーガー類とマックフライポテト（M）、ドリンク（M）のセットで、価格は税込350円、450円、550円の3種。販売時間帯は午前10時30分～午後2時となる。昼マック開始に伴い、「マックランチ」は10月7日で終了する。
マクドナルドは10月1日より期間限定で新サイドメニュー「あんこパイ」を販売する。
あんこパイ
サクサクの生地の中にあんこがぎっしり詰まったあたたかなパイが楽しめる。マクドナルドのパイといえば、「ホットアップルパイ」や期間限定の「三角チョコパイ」を展開していた。価格は単品124円（税込）。11月下旬まで販売される予定。
マクドナルド、秋限定「マックシェイク 紫いも」販売 – ねとらぼ
マックシェイクに秋限定のフレーバー、紫いものコクとミルクのクリーミーが味わえる「マックシェイク 紫いも」が9月10日から期間限定販売される。Sサイズは税込100円、Mサイズは税込195円となる。
マックシェイク 紫いも
ハッピーセット「妖怪ウォッチ」の人気に日本マクドナルド緊急対応 限定カードの追加生産を決定 – ねとらぼ
日本マクドナルドは9月11日、ハッピーセット「妖怪ウォッチ」でもらえる限定カードの追加生産を発表した。
ハッピーセット「妖怪ウォッチ」でもらえる限定カード
ここ１ヶ月ほどでこれだけの新商品・新企画(^_^)b
意欲的ではあるのだろうが、乱発しすぎの気もする。すごいというより、あきれる。
新商品の開発や発売は、企業としてはやらなくてはいけないことだが、乱発すると飽きられるものだ。
「またかよ」と冷めた目で見ている消費者も多いと思う。私もそのひとりだが（笑）。
数打ちゃ当たる戦略なのか？
裏を返すと、ニーズをつかみきれていないのだろうし、ターゲットとする顧客層の狙いが定まっていないのだろう。
マクドナルド離れの要因が、何か？……という分析や自覚が乏しいように思う。
景気の回復は停滞気味だし、アベノミクスはほぼ失速しつつある。消費税のアップ以降、庶民の財布のひもはかたくなっているのだし、円安でいろいろな商品の価格が上がっている。マクドナルドのハンバーガーは、量と味に対して割高感があるから、同程度の価格ならコンビニや弁当屋さんの弁当の方が満足感はある。加えて、健康を気にするのなら、マクドナルドは避ける。
中国産チキンの問題後、「もうマクドナルドは食べない」と決意した人も少なくないのでは？
ハンバーガーは炭水化物とコレステロール、高カロリー、高塩分のかたまりだから、もとより栄養バランスの悪い不健康な食べものだった。それでも食べていたのは、あのジャンクフードはクセになる不健康さがあったからだ（笑）。
こんなの食ってちゃだめだよな……と思いつつも、ついつい手を出してしまっていた。しかし、例のチキン問題で決心がついた。
もう食わないと。
使用する食材を国内産に特化するのなら、考え直してもいいけど。そうしてくれた方が、消費者はもとより国内の農業や畜産業にもいいことだ。マクドナルドが国内の農業・畜産を活性化してくれるのなら、多くの支持を得られるのではないかと思う。
最近のマクドナルドの店は、「黒」を基調とした店舗デザインが増えているのだが、昔は「赤」がイメージカラーだった。
黒は大人っぽいイメージだけど、食欲をそそる色ではないんだよね。食品パッケージで赤や黄色といった暖色系の色が多いのは、美味しさや食欲をそそる色としての効果があるためだ。アイスなどでは寒色系を使うこともあるが、基本的には寒色系や無彩色は避けるのが普通。
黒のマクドナルドは、あまり美味しそうではない印象だ。
赤から黒にイメージチェンジしたあたり（2010年頃）から、おかしくなったような気がする。
まぁ、もう行くことはないと思うが、がんばってください。
