やっぱり……というか、今ごろ出てくる実態だが……。
楽天koboが登場したときから、アピールされる書籍点数と実数との乖離で批判されていたが、行政側も見て見ぬふりはしなかったようだ。
朝日新聞デジタル:楽天、電子書籍点数を過大表示 消費者庁が行政指導 – 経済
ネット通販大手の楽天が電子書籍端末を7月に発売した際の宣伝に景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、消費者庁から口頭注意の行政指導を受けていたことが分かった。発売前、楽天は日本語書籍の数を「3万冊」と宣伝したが、発売時に提供できたのは約2万点にとどまった。
(中略)
消費者庁は、楽天の宣伝が「実際よりも著しく優良な表示」にあたる恐れがあると判断した模様だ。
目標は期限までに達成できず、水増しも多いため、いまだ改善されたわけでもないように思う。
それにしても、ニュースとして出てくるまで、楽天は黙っていたわけだね。指導を受けたことを自ら公表して、反省するという誠実さはないようだ。
年内に20万点と豪語していたが、その目標は今も有効なのだろうか?
現状の週に約1000点ペースでは、年内(あと10週)に1万点くらいしか増えない。20万点を達成するには、週に1万4000点ペースで増やさないと不可能だ。
どう考えても不可能な数字。
せめて目標の下方修正をするくらいの正直さは欲しい気がする。
ところで、Amazonのkindleストアは、なかなか使い勝手のよさそうな感じになっている。こういうところでもAmazonは用意周到だね。
また、同時に自費出版をサポートするサービスも開始している。
これまたすごい。
売れるかどうかは未知数だが、Amazonの電子ブック自費出版からヒット作が登場すると、本当の意味での出版革命になると思う。
楽天koboだけでなく、既存の出版社もうかうかしていられない状況になるかもしれない。
最初は色々ありますね。