セブンイレブンが始めたらしいが、コンビニやスーパーのレジ前に設置されたビニールのカーテン。
新型コロナ対策とのことだが、これほど無意味なものはない。
これは猫よけとして、水を入れたペットボトルを置くくらいバカバカしい。
誰か、この対策の科学的根拠を示してくれ(^_^)b
[新型コロナ] レジにビニールカーテン導入 セブン−イレブン上越下稲塚店など 会計時の飛沫感染防ぐ|上越タウンジャーナル
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため新潟県上越市のコンビニエンスストアでもレジカウンターに透明のビニールカーテンを仕切りとして設置するなどの取り組みが行われている。店員と客がビニールカーテン越しに会計や商品受け渡しなどを行い、会計時の飛沫感染予防に取り組む。
比較的大きな飛沫の直撃は避けられるかもしれない。
だが、それはマスクをしていなくて、「ヘーークシュン!!」とか「ゴーホゴッホゴッホ!!」と盛大なくしゃみや咳をした場合に限られる。
大部分の人がマスクをしている現状では、大きな飛沫はマスクでブロックされている。
だから、あのビニールは用をなしていない。
しかも、レジの人が手袋をしていなければ、それでは客が触った商品に触ることになり、接触感染をする可能性もある。一部の店舗では手袋をしているところもあるが限定的。ニトリルグローブなどをしていると内部が汗ばんでしまうので、長時間の使用は不向きなのだ。
また、レジの操作がタッチパネル式で、タッチセンサーが静電容量タイプだと、手袋をしていると操作できないということもあるのだろう。
客とケンカでもしない限り、レジ前で怒鳴る人はいないだろうし、10メートル先の人と話すような大声を出す人もいないだろう。
ビニールのカーテンで防御できる大きな飛沫が発生する要件は、きわめて限られている。
ウイルスが含まれる可能性があるのは、マイクロ飛沫(2~3μm以下)であり、通常呼吸に含まれるさらに小さな水分だ。
これらのエアロゾルは、すぐには落下せず、しぱらくは空気中を漂う。
空気は流れているので、目の前にビニールがあっても、ふわふわと空気の流れに乗って漂い、ビニールを回りこんで周囲に広がる。
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レジ係を包みこむようにビニールがあるわけではなく、ペラの一枚が垂れ下がっているだけ。左右はオープンなので、マイクロ飛沫はビニールの向こう側にも漂っているだろう。
ビニールは遮る役目を果たしていない。
もし、客とレジ係とを隔離したいのであれば、レジスペースは四方を透明なアクリル板で覆って密室とし、なおかつ囲んだ内部の気圧を、外よりも高めにして空気が流れこまないようにする必要がある。病院で感染者の隔離に使われる「陰圧室」の逆バージョンだ。
ビニール一枚で分離できるのなら、病院での隔離も容易だろうし、院内感染も防ぎやすい。そんなことでは隔離できないから、病院は苦心している。
見た目で分離しているように見えるから、心理的な安心感にはなっているかもしれないが、それは意味のない安心感であり、ある意味インチキだ。
みんな、もっと冷静になって考えよう。
それをすることに、効果はあるのか? 意味はあるのか? インチキじゃないのか?……と。
意味のないこと、無駄なことをやって、自分たちをより不自由にしているだけなんだ。
「お湯を飲むとウイルスが死ぬ」なんていうデマが出回って、信じた人も少なくなかったが、それと同等くらいにビニールのカーテンは無意味だ。
世間よ、目を覚ませ!
おはようございます。当方八百屋を営んでいるのですが、お客様用手指用除菌液や買い物カゴに除菌アルコール噴霧、定期的なレジ台とサッカー台の除菌、小まめな手洗い、そしてマスクの着用は実行しているのですが、ビニールカーテンだけは「全くの無意味」と判断ししていませんでした。そんな中昨日新規のお客さんから「おたくはビニールカーテンはしないのですか?」と言われたので「意味ないと思ってますので」答えたのですが、ちょっと心配になり同じ事思ってる方居るかな?と思い検索しましたら居ましたので嬉しくてコメントさせて頂きました。
寄ったついでに色々記事を読ませて頂きました。スルドい記事ばかりで感銘を受けました。
まだまだコロナに翻弄されそうですが頑張って下さいませ。
では。
宮崎様
コメントをありがとうございました。
お気持ち、お察しします。
「周りがしているから」という同調圧力は、物事の判断力を奪ってしまいます。
言い方を変えると、他人のいいなりでもあります。
とはいえ、現実は同調圧力に同調する人が多数派です。
なかなか生きづらい時代になりました。