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前の記事に関連して……
こういう人、いるんだよね。
私には、こういう主張こそが偽善者に見える。

【杉山茂樹コラム】サッカーやってる場合ですか(杉山茂樹のBLOG) – livedoor スポーツ

何と言えばいいのでしょう。言葉になりません。話す気が湧きません。サッカーどころではありません。いま日本で起きていることを考えると、サッカーの話などしている場合ではない気がします。

(中略)

「サッカーやってる場合ですか」と言い返したくなります。

エンターテインメントを受け入れる状態にない人が無数存在します。それでも「ニッポン! ニッポン!」と盛り上がりたいわけですか。違うんじゃないかなと僕は思います。

杉山茂樹さんに聞きたい。

大災害だから「サッカーやってる場合か?」というのですか?

エンターテインメントを受け入れる状態にない人が無数存在します。」……とのこと。

その通りだが、そういう人は大災害でなくても存在する。
事故、事件、病気による災難など、幸せな状態にない人は、常に存在している。

少数派のその人たちのことは、無視ですか?
交通事故で、毎年5000人ほどの人が亡くなっています。その不幸な家族のために、「エンターテイメントなんかやってる場合か?」と主張しないのはなぜなのですか?
交通事故は例外ですか?

その「やってる場合か、否か?」の線引きは、どこで引くのですか?

「たかがサッカー」「たかがコンサート」「たかがお笑い」「たかがアニメ」「たかがサラリーマン」「たかがフリーター」……、みんな「たかが」ですよ。
娯楽としてのサッカーは、選手はもとより、サッカーに直接的・間接的に関わる人たちにとっては、それが生きていくための仕事だ。
彼らに仕事をするな、路頭に迷え、というのだろうか?

娯楽だからと、どこか職業差別をしているように感じる。
サッカーは選手だけで成り立っているわけではない。裏方で仕事をする人、売店で働く人、アルバイトで警備する人、スタジアム周辺でお店を経営している人、関連グッズを製造・販売している人……等々、たくさんの人が飯の種にしている。

サッカーをするな、というのは、彼らに仕事をするなということに等しい。仕事がなければ収入が減る。彼らに貧乏しろ、といっていることにもなるのだ。
それで、ほんとうにいいのか?

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