76,960円で1200mmの超望遠を手に入れる(1)

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 表題の通り、低価格で1200mmの超望遠を手に入れた(^_^)。
 それは……

TOKINA(トキナー) ATX840D キヤノンデジタル用(80-400mm/F4.5-5.6)
Tokina 80~400mm F4.5~5.6 キャノンマウント AT-X840D C
Tokina 80~400mm F4.5~5.6 キャノンマウント AT-X840D C
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KENKO(ケンコー) 3倍テレプラスPRO300 3XM キヤノンEOS用

ケンコー デジタルテレプラス PRO300 3倍 キヤノン用 069011
ケンコー デジタルテレプラス PRO300 3倍 キヤノン用 069011
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 この組み合わせだ。
 実売価格の最安値で、合計して76,960円

 これって、すごいよね(^_^)。
 もちろん、制約はある。
(1)AFができない。MF(マニュアルフォーカス)のみ。
(2)F値が暗くなり、最低でもF16になる。光量の足りない環境では使えない。
(3)ファインダーも暗くなるため、ピント合わせが難しい。

 だが……

 キヤノンの純正レンズで800mm(EF800mm F5.6L IS USM)だと、実売価格が130万円くらい。
 シグマの300~800mm(APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM)だと、実売価格が64万円くらい。
 べらぼうな価格である。
 おいそれとは買えない。
 とはいえ、AFは可能だし、巨大レンズにしては明るい。

 この高価なレンズを買えない身分としては、8万そこそこで1200mmのレンズが使えるメリットは大きい。

 ……で、私は上記のトキナーレンズの組み合わせを買ったのだ。
 もともとマクロ用に、2倍のテレプラスは持っていた。
 だから、80-400mmを買うだけで、800mmは手に入っていた。
 超望遠を必要とする理由は、野鳥を撮りたいからだ。
 タムロンの200-500mmもあるのだが、それはそれで重宝するものの、やっぱり野鳥に近寄れる距離に限度がある。
 先日、アオサギとシラサギの写真を撮ったのだが、この鳥くらい大きいと500mmでも十分に大きく撮れる。
 だが、同時に撮影したセキレイのような小さな鳥では、同じ距離でも大きくは撮れない。
 もっと長いレンズが必要だった。

 トキナーの80-400mmに2倍テレプラスを付けて、テスト撮影してみたが、800mmになるとかなり寄れるため、野鳥撮影には実用的になった。
 野鳥撮影には、800mmは必要だというのが実感……。
 ただ、問題はピント合わせだ。
 AFはできないので、マニュアルで合わせるしかない。
 だが、これが苦労する。
 私の視力が悪いため、ファインダーを覗いても、ちゃんと合っているのかどうか、よくわからないのだ(^_^;。
 テスト撮影は、ことごとく失敗。
 しかし、ファインダーではなく、ライブビューを見ながらだと、ピントは合わせやすくなった。
 難点をいえば、トキナーの80-400mmのピントリングは、少々遊びが多くてガタつくため、微妙なピント調整がしにくいことだ。
 しかしまぁ、そこは慣れと勘だ。

 2倍テレプラスを使用すると、2段分暗くなるため、ISO感度を400~800くらいに上げないと、シャッタースピードが速くできない。
 まぁ、このへんまでは許容範囲だろう。

 3倍テレプラスが発売されていることは知っていたが、メーカー発表では……
3倍デジタルテレプラスPRO300 3XM キヤノン用|株式会社ケンコー

※こちらの製品はデジタル一眼レフカメラのライブビュー機能に対応しておりません。

 ……となっていたのが、買うのをためらう理由になっていた。
 暗いファインダーではピントは合わせられない……と、あきらめていたのだ。

 それでも買う気になったのは、望遠に使えなくてもマクロとしてなら、ファインダーでピントを合わせることは可能だろう……と思ったからだ。マクロレンズは明るいからだ。
 3倍マクロとして使えばいい。

 かくして、3倍テレプラスを購入。
 だめもとで、80-400mmにも付けてみると……

EOS 60Dだと、ライブビューが動作する!
 ということが判明!!(^_^)
 すっげぇ!
 やっぱ、1200mmあると、遠くに寄れる!

 そう、そうなのだ。
 F値は3段分暗くなるから、最低でもF16になってしまうが、1200mmは1200mmなのだ。
 レンズの表現力は、キヤノンやシグマの800mmよりかなり劣るだろうが、それでも1200mmなのである。
 撮りたいものが撮れるレンズがなければ、どうしようもない。
 遠くに野鳥がいても、指をくわえて見ているしかないのだ。

 というわけで、廉価で1200mmを手に入れる方法だ(^_^)。
 近々、その実写テストのために野鳥を撮りに行く予定。
 続きは、そのときに。

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