前述の「Bryce 7」と、もうひとつの景観ソフト「Vue 8 Infinite」のデモ版があったので、サンプルを作って比較してみた。
「Vue 8 Infinite」のデモ版ダウロードサイトはこちら。
まず、Bryce 7で簡単にサンプルを作ってみた。
条件は水面があること。
Bryce 7使用サンプル
レンダリングは本格的にすると数時間かかってしまうので、地形の解像度はデフォルト、レンダリングはプレビューモードにした。
要は、どういう感じになるか。
この程度でも30分くらいかかった。
Vue 8 Infinite使用のサンプル
こちらも細かい設定はなしで、単純に水面、地形を置いて、テキトウにマッピングしただけ。
レンダリングも、もっとも早い処理。この画像で30分くらいで、Bryceとさほど違わない。
……というか、デモ版なので、機能に制限があり、しかも透かしが入っている(^_^;
まぁ、見たまんまだが、Bryce 7はリアルというよりはやや誇張したアートっぽい仕上がりになる。ただ、設定を細かく変えることで、よりディテールを作り込むことはできる。
とはいえ、基本的にアートっぽい表現になるのが、Bryceの特徴ではある。
Vue 8 Infiniteの方は、細かいことは設定しなくても、わりとリアルな表現だ。
特に水面の表現が素晴らしい。
正規版は89,500円(直販サイト価格)と、値段もけっこうする。それ相応ということだね。
使い勝手としては、Bryce 7の方が慣れていることもあって、直感的で使いやすい。ただし、地形の解像度を高くすると、処理に時間を要する。
一方、Vue 8 Infiniteは、基本画面は4分割で3面図を配置する、3Dソフトではお馴染みのインターフェースになっている。
慣れの問題ではあるが、アイコンやメニューが多くて、どれがどれやらわかりにくいのが難点。
仕上がりに関しては、リアルさではVue 8 Infiniteの方が一枚上手かな。
正規版では、海面の波のコントロールもできるようなので、機能的にも充実しているようだ。
ちょっと価格が高いが、買うなら、Vue 8 Infiniteだね。