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 前日のエントリーの補足。
 やや古い記事(2008年11月26日)だが、次のような見解があった。

Business Media 誠:誤読連発の麻生氏は「○○障害」? 養老氏が分析

 「未曽有(みぞう)」を「みぞゆう」、「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」など麻生太郎首相が漢字の誤読を連発しているが、ベストセラー『バカの壁』で知られる解剖学者で東大名誉教授の養老孟司氏は「読字(どくじ)障害ではないか」との見解を示した。

 読字障害とは、知的能力に異常がないのに、書かれた文字を読むことが困難な症状で、原因は分かっていない。欧米では人口の10%、日本でも5%が何らかの読字障害を抱えていると言われている。

 ただ、「読字障害の人は、特異な能力を発揮することが多い」と養老氏は指摘する。発明家のエジソンや理論物理学者のアインシュタイン、芸術家ではロダンやピカソ、推理作家のアガサ・クリスティや俳優のトム・クルーズなど天才的な能力を発揮した人も読字障害だったといわれている。

 なるほど、そういう見方もあるか、という感じ。
 もし、そうだとすると、民主党が漢字を読めない首相をバカにしたり攻撃することは、障害者差別ということにもなってしまう。

 「漢字が読めない」○○氏は首相の資質に欠ける。

 という言い方をするときに、「漢字が読めない」の部分を、別の障害の特徴に入れ替えてみればいい。

 そもそも相手の欠点や失敗を追求するネガティブキャンペーンは、その矛先が自分にも返ってくる。
 人の悪口をいったりバカにしたりするのは、印象が悪くなるものだ。
 政権交代は必要だとは思うが、今回の一件で民主党に失望したり、嫌悪感を抱いた人も多いと思う。
 私も民主党には失望した。
 小さな出来事かもしれないが、この失態は民主党にとってダメージが大きいのかもしれない。

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