宇宙誕生後、9億年後の星

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宇宙の年齢は、約137億歳。
宇宙の誕生プロセスには諸説あるが、ある一点から爆発した……というのが、共通したシナリオだ。
遠くの星を見ることは、昔の宇宙をみることとなり、どこまで遡れるかが、天文学の更新記録レースになっているようだ。

で、次の記事になる。

すばる望遠鏡、宇宙最遠の巨大爆発をとらえる

すばるGRBチームでは、ハワイ時間で9月6日の晩(日本時間では9月7日)に、この残光を微光天体撮像分光装置(FOCAS)という装置を用い、4時間の露光によって可視光から近赤外線領域にわたる高品質のスペクトル(波長別の光の強さ)を得て、正確な距離の測定に成功しました。その結果、距離は 128億光年でした。これは、それまでの記録である123億光年を大幅に破る最遠記録です。たった5億光年の差ですが、宇宙の始まり(ビッグバン)からの時間でみれば、これまでの最遠記録は14億年後、 今回のものは9億年後となり、これまでに比べての6割も宇宙の始まりに近づいたことになります。これまで、人類が観測したもっとも遠方の天体は、すばる望遠鏡によって発見された若い銀河ですが、これと比べても約5000万光年近いだけです。

どんどん過去に遡っているわけだが、始まりの一点には辿り着けないというジレンマがある。
日々の中では、宇宙の始まりなんて、存在しないも同然。それよりももっと身近な問題に振り回されている。

遙かな宇宙の果てに向かうSFは少なくない。
そんな物語を読んでいると、日常の悩み事なんて、些細なことだと思えてしまう。

たとえば、こんな作品……

スタープレックス
タウ・ゼロ
宇宙消失
ゲイトウエイ
大いなる天上の河〈上〉
大いなる天上の河〈下〉
時空と大河のほとり
もっとあったように思うが、書名が思い出せない(^_^;

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