長いドラマシリーズの「アウトランダー」の、シーズン7前半(全8話)を見終わった。
シーズン6まではNetflixで見ていたのだが、シーズン7はHuluで一足早く配信されていたからだ。
Huluは契約していなかったが、これを見るためだけに1か月無料の期間を利用している。Huluの作品ラインナップは、Netflixと重複しているものも多く、あまり魅力的ではない。Huluでしか見られないものが少ないので、無料期間が過ぎたら解約するだろう。
シーズン7の日本公開は2023年7月21日からだった。
シーズン1は2014年なので、9年も続いている大河ドラマでもある。
最終シーズンであるシーズン8の制作も決まっているようだ。
1945年から1743年にタイムスリップするという、SF仕立てになっているが、その方法がイギリスならではのストーンサークルを小道具に使うという手法。
一種の魔法的な扱いではあるが、タイムトラベルものとしては合理的な設定になっている。
つまり、物語中の現代と200年前の過去との間で、同じ場所のストーンサークルを行き来する設定なので、宇宙的なスケールで考えたときの、空間座標パラドックスを回避している。
空間座標パラドックスとは、地球は自転しているし、太陽の周りを公転しているし、太陽系は銀河系の中を公転しているし、銀河も移動しているし、宇宙は膨張している。時間だけ200年移動すると、宇宙的な座標は現代と過去で異なっているから、時間移動すると宇宙空間に放り出されてしまう……というパラドックスだ。
入口と出口をストーンサークルにして、時間のトンネルをつなげているから、空間座標が違っていても時間移動すれば空間的な移動もできてしまう。なかなかよい解決方法だ。ある意味、量子トンネルみたいなものだね。
時間移動は過去世界に行くための方便ではあるので、あまり重要ではない。ただ、それでも整合性を持たせるための設定はしてあるのがよい。
物語の主題は、ラブストーリーであり、家族の物語だ。
ラブシーンがなにかと話題になっている。ラブシーン……率直に言ってセックスシーンは、けっこう頻繁に出てくるし、描写はストレートだ。女優は惜しげもなくヌードを披露している。
主人公のクレアの年齢は曖昧だが、シーズン1では20代だと思われ、シーズン6では孫ができる年齢になっているので50代かと思われる。50代になってもラブシーンがあるので、なかなかに精力旺盛(^_^)b
それはさておき、シーズン6ではタイムトラベルはなく、独立戦争前の平穏な植民地アメリカを舞台とした話になっていたので、盛り上がりに欠けていた。シーズンのラストがモヤモヤする終わり方だったので、シーズン7を早く見たくなった。それでHuluを見ることにした。
シーズン7で再びタイムトラベルが発動し、物語中の現代(1970年代)と過去が交錯し、物語が大きく動き出した。過去世界だけの話だと、「アウトランダー」らしさが薄れるんだよね。
シーズン7は前半と後半に分かれていて、8話ずつの公開となっている。後半は来年(2024年)になるようだ。
楽しみに待ちたい。