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オリンピックは絶賛開催中だが、途中で中止する可能性はあるだろうか?
よほどのことがないと、中止を実行することは難しいと思う。
もし、中止せざるをえない事態が起こるとしたら、それはどんなことだろうか?

西村康稔大臣、五輪今からでも中止質問に「国民は自宅で観戦し応援して頂いている」/芸能/デイリースポーツ online

共産党の塩川鉄也議員は「国民に行動抑制を求めているときに矛盾したメッセージとなっているオリンピックは今からでも中止すべきではないでしょうか」と質問した。

これに西村大臣は「五輪開催に当たって、多くの人がご協力頂いて自宅で観戦して応援頂いている。視聴率が高いと言うこともその現れの一つだと思います」と回答。自宅観戦=外出は減っているとの認識を示した。

「視聴率が高い」というが、開会式を除いて、各競技の視聴率は10〜19%で、人気種目の野球、男子サッカー、柔道などが20%超えになっているだけ。
参照→ 「オリンピック関連番組視聴率・視聴人数

平均すれば15%くらいだと思うので、7人に1人しか見ていないことになる。
高視聴率といっても、その程度のことなんだ。

マスコミは五輪を盛り上げようと煽っているが、興味のある人は15%だけ。残り85%はあまり興味がないわけで、こっちの方が多数派だ。
テレビでは五輪番組ばかりになっているが、五輪が盛り上がっているというのは虚飾だといえる。
日本中が五輪に夢中……というのであれば、視聴率は50%以上、過半数は必要だろう。
15%の熱狂では、日本中とはいえない。

さて、途中で中止するような事態とはなにか?
……と考えると、これしかない。

選手村で大規模クラスターが発生し、選手が重症化あるいは死亡する。

五輪の外の日本国民の中では、毎日数十人が死亡しているのだが、誰もそんなことは問題にしないし、数字だけ出してスルーだ。
亡くなった人たちには、それぞれの人生があったわけで、家族もいただろう。しかし、その人の命の重みは「死者数」という数字をカウントするだけで、忘れ去られる。

国民が何人感染しようが、何人死のうが、五輪には影響しないというか、無視される。
五輪は「別の地平の世界」で行われているからだ。

中止に影響があるとすれば、五輪内部で感染者が数百〜数千人出て、さらに死者が出るかどうかだ。
陽性者は毎日何人か出てきているが、重症に至ったという報告は出ていない。情報を隠蔽している節もあるが、陽性者が数百人出て、競技の続行が不可能にならない限り中止にはしないだろう。

選手から死亡者が出ない限り続行。

たぶん、そういう展開。

 

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