Logic Studioで楽曲作り【17】おすすめプラグイン~その4

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【15】に続いて、おすすめプラグインの紹介。

その後、あれこれとプラグインを物色している。
Logic Studioには、多くのプラグインが入っていて、基本的にはそれで間に合うようになっている。必要十分な環境ではある。

とはいえ、基本的ではあっても、「もっとこういうのがあるといい」という欲求には、ちょっと物足りない。
どういうサウンドを作るかにもよるが、私的には、もっと癖のあるエフェクトや音源が欲しい。

それらを探していた。

Logic Studioで物足りなさを感じていたのは……

●イコライザー系のエフェクト
●ディレイやコーラスなどのモジュレーション系
●リバーブやステレオなどのエフェクト
●ピッチコントロール系
●アンプ系のバリエーション
●各種音源

……と、こうして並べると「主要なものはほとんどかよ」という感じだが、もうひと味違うものが欲しいのだ。
おおいに参考になったのは、以下のプラグイン・データベースだ。

KVR Audio
英語のサイトだが、無料・有料を問わず、ほとんどのプラグインが網羅されている。
Logic StudioはMACなので、AU(オーディオ・ユニット)仕様のプラグインに限定されるが、Windows版のみのプラグインには個性的なものも多い。

大部分のプラグインは、デモ版がダウンロードできるので、説明を読んで(もちろん英語だが、概要は把握できる)興味がわいたものを、片っ端からダウンロードして試している。

今回紹介するのは、ディレイ系。

PSP 84

PSP84

PSP84

Logic Studioに標準装備のディレイは、じつにシンプルなもので、ディレイラインは2つで、付加できるエフェクトも少ない。
PSP 84はディレイは2つだが、より多様に変化されることができ、同時に付加できるエフェクトも多い。1つのパネルで複数の処理を重ねることが可能になる。
プリセットも多いので、それらを順繰りに適用しているだけでも面白い。

PSP 608 MultiDelay

PSP608

PSP608

同じデベロッパーによる、より複雑なディレイである。
PSP 608 MultiDelayは名前にあるように、ディレイラインが8つある。8つそれぞれのパラメーターを調整できるので、変化はさらに多様になる。

これを使うと、もともとのループ音源を、まるで別物に変化させることができる。やりすぎると、ぐちやぐちゃになるが、それもまた面白い効果である。
プリセットが豊富にあるので、どういう効果が可能なのかがわかりやすい。

■問題点
ちなみに、私の環境では、プラグインのメニューの一部が文字化けしている(^^;)
プリセットのメニューなどで、名前が正しく表示されない。動作上は問題ないが、ちゃんと表示されないのはちょっと不便だ。

他のプラグインでも同様の現象が見られるが、日本語環境に完全適応していないのだと思われる。このへんは仕方のないところか。
とはいえ、ちゃんと表示するプラグインもあるので、私の環境での問題かもしれない。それというのも、DTP(QuarkXPressやInDesign、illustratorなど)作業のために、大量のフォントが入っているため、そのフォントによって他のアプリケーションでも問題が生じることがあるからだ。

解決方法も模索しているが、いまだ未解決(^^;)

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