Rise Of The Tyrant/Arch Enemy
ライズ・オブ・ザ・タイラント
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Doomsday Machine/Arch Enemy
ドゥームズデイ・マシーン
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Arch Enemyを2枚。
「Rise Of The Tyrant」は2007年作、「Doomsday Machine」は2005年作。
最初に買ったのは「Wages Of Sin」(2001年作、4作目)だったが、その後買っていなかったので、なにげに買った(^^)。
一番新しいアルバムは「The Root Of All Evil」(2009年作)なのだが、初期作品のセルフカバーということなので、いまいち購入意欲がわいていない。そのうち買うとは思うが、余裕があるときに……。
4作目以降から聴いているので、Arch Enemyといえば、潰したボーカルのイメージが強いが、あれが女性だとは思わなかった(^^;)
このボーカルが強烈な個性になっているが、はっきりいって「歌」というものではない(^^)。叫びである。
ボーカルにメロディはなく、歌っているのはギターの方だ。
とにかく、ギターがメチャクチャにキレまくりで歌う。
これほど表情豊かなギターは、ほかではお目にかかれないくらい惚れ惚れする。
デスヴォイスのボーカルと、流麗かつ迫力のあるギターの鳴き、この対比がこのバンドの醍醐味だ。
とかく、メタル系バンドは傾向が似てしまって個性が埋没しがちだが、Arch Enemyは間違えようのない個性がある。
ギターにメロメロになれるアルバムだ。
Gather The Faithful/Cain’s Offering
ギャザー・ザ・フェイスフル
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あれ、どっかで聴いたような雰囲気のある曲……と思ったら、SONATA ARCTICAのメンバーだったヤニ・リマタイネンが作ったバンドだとか。
なるほど(ポンッ)と納得(^^)。
こっちの方が、SONATA ARCTICAっぽいかも。
シンフォニックでプログレ色があり、なおかつメタルの力強さもあるという、美味しいところ取り。
曲の構成は起伏に富み、ひとつの型にはまらない世界観を作っている。
北欧といえば、北欧神話を連想するが、そうした文化的な背景があるからだろうか、壮大でファンタスティックな世界を表現するのに適しているような気がする。
難を言えば、ジャケは……面白くない(^^;)。トレードマーク的なものかもしれないが、もちっとビジュアル的にも音楽を表現して欲しいと思う。こういう楽曲には、ロジャー・ディーンが似合う気がする。ていうか、私がロジャー・ディーンのファンなのだが。
Dragon’s Dream ロジャー・ディーン幻想画集 (P‐Vine BOOKs)
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One Of A Kind/Killing Touch
ワン・オヴ・ア・カインド
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ハイトーンボイスのボーカルが、耳に心地いい!
ギターもいいし、音的には全体にバランスがいい。
個人的には、パワフルなドラムにひかれた。
ただ、ボーカルの特性を活かすための曲作りのためか、やや傾向が似すぎていて、バリエーションに関しては狭い気がする。
ピアノソロの曲もあったりするが、逆に唐突な感じで、距離感がありすぎ。それだけ聴くといいのだが、アルバムの構成としては選曲やアレンジ、曲の並べ方にもう一工夫欲しい。
アルバム全体として、ひとつのコンセプトととらえれば、これもありではあるが、次作以降でどうなるかは気になるところ。