カメラと視力とAFの関係

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NIKON D800

NIKON D800

 カメラでピントを合わせる、というのは一番重要だよね。
 マニュアルで合わせる人もいると思うが……

 ……私はマニュアルでは、ピントを合わせられない(×_×)

 ……というのも、視力が極端に悪く、裸眼で0.03しかない。
 この0.03という視力は、保険会社が設定している「身体障害者等級」の分類では、14級まであるうちの、第4級(もっとも重度の障害が1級)に相当する(保険会社のパンフレットの仕事をしているから知っている)。
 しかも、近視+乱視+老眼という、3重の組み合わせで、周囲のものがまともには見えていない。
 メガネで矯正して、なんとか0.7くらいの視力になっている。
 普段、ピンぼけの世界を見ているし、平行線が平行線に見えず、メガネで矯正しているために、周辺で湾曲する。
 メガネでちゃんと焦点を結ぶのは、せいぜい1メートルくらい。それより先は、ピンぼけと像がだぶるゴーストの世界だ。
 それでも、日常生活には困らない。
 おおざっぱにしか見えなくても、そこは勘と経験が働くからだ。
 ただ、遠くから誰かに呼びかけられても、それが誰であるかは、視力からは判別しにくい。判別する手段は、その人の動きの癖と声なのだ。

 そんな「目」なので、カメラのファインダーや液晶画面を覗いていても、全体の構図とかは見えるが、ピントが合っているかどうかは、わからない(^_^)b
 だから、AFがないと、ピントのあった写真が撮れない。
 AF様々だ(^_^)。
 撮影から帰ってきて、パソコン上で撮った写真を原寸拡大して、初めてピントが合っているかどうかがわかる……という感じだ。
 そんな事情もあって、撮った写真のような鮮明な様子は、撮っているときの肉眼では見えていない
「へぇ~、こんなふうになってたんだ」
 と、ちょっとした感動があったりする。

 私の視力では、AFがなかったら、写真は撮れない。

 ちょっとしたハンデではあるが、肉眼では見えていない世界を、写真は見せてくれるので、撮るのも面白いのだ。

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