ヒガンバナの不思議

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 ヒガンバナの季節になった。
 散歩で通る道の街路樹等の生け垣などに生えている。なにげなく当たり前に思っていたが、ヒガンバナは基本的に球根(鱗茎)で増えるので、誰かが球根を植えるなり捨てるなりしないと生えてこないはず。

 なのに、あちこちに花を咲かせている。

 以下の写真は、本日、iPhoneで撮影したもの。

ヒガンバナ(2022/9/21)

道路沿いの生け垣に。

ヒガンバナ(2022/9/21)

ほぼ満開。

ヒガンバナの中にシロバナマンジュシャゲ

ヒガンバナの中にシロバナマンジュシャゲが紛れていた。

 シロバナマンジュシャゲは突然変異のアルビノとか、ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種とかいわれている。雑種というのが通説らしい。

 ヒガンバナは遺伝的にはクローンだとされている。

日本列島のヒガンバナは種子を作らない、自然の中で生まれた三倍体植物の代表的な種である。ただし、ふつうは結実することはないが、ごく稀に種子ができる場合があるとも言われている。種子ができない代わりに、土の中で球根を作って株分けして繁殖してきたため、遺伝的には同一遺伝子を有し、同じ地域の個体は開花期や花の大きさや色、草丈がほぼ同じように揃う。

 希に種を作るそうで、種からも発芽することは確認されている。
 誰かが植えたとは思えない場所に生えているのは、その希な種からなのかもしれない。
 また、土を外部から持ちこんだときに、鱗茎が紛れていることもあるそうだ。

 たとえば、こんなところにも……

ヒガンバナ(2022/9/21)

ツツジの植え込みの中に咲いたヒガンバナ。

 こういうのは、わざわざ植えたわけではないだろう。
 種、もしくは鱗茎が土に混じっていたのか。だとしても、1輪だけだったのでまだ根付いて月日が浅いと思われる。

 花の寿命は1週間足らずなので、すでに枯れ始めている株もあった。
 ちなみに、ヒガンバナは有毒植物だが、触れる程度であれば問題はないという。ただし、子供だと花そのものを口に入れたり、茎を折ったときに出る汁のついた手を口に入れたりするリスクがあるので、注意が必要だ。

ヒガンバナの種を見つけた」に続く。

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