うちの猫たちで、現在一番年上は15歳になった。
人間でいえば、かなりの高齢だ。人間に換算すると90歳である。猫は10年生きれば長寿だ。10歳以下で死んでしまうことの方が多い。
飼っていた猫で一番長生きしたのが、Bチャンの18歳、次いでプーちゃんが17歳だった。早死にしたのは、マシコとミーちゃんで3歳(病死)……。
犬や猫を飼っていれば、いずれ立ち会わなくてはならない「ペットロス」という辛い現実。
以下の記事を読んでいて、涙ぐんでしまった……
第6話:ペットロスは「気のせい」か?ペットラヴァーズの会に参加して:日経ビジネスオンライン
そして私にとってディストレスの最たるものが、ピピとの別れだった。ペットロスホットラインが役に立つかどうか半信半疑のまま、指は必死でダイアルしていた。
電話の向こうの相手に、私はただ泣きながら話し続けた
「はい、ペットロスホットラインです」
落ち着いた女性の声を聞いた途端、自分でも驚いたことに、私はしゃくりあげていた。頭の中で整理していたはずの悩みを相談することも忘れ、電話の向こうにいる見知らぬ女性に、ただ泣き声を聞かせるだけだった。これまでの経緯を途切れ途切れに話し「まさか、自分がこんな電話をすることになろうとは…。ペットロスは後悔のある人だけが体験することだと思っていました」とも伝えた。
亡くなった猫たちのことを思い出すと、目が潤んでしまう。
彼らが生きていたときの、楽しい日々。
そこにいることが当たり前で、それがずっと続くと思いこもうとしていた。
今でもそうだ。
一番年上となったシマは、私にベッタリの猫で、イスに座っていても、布団に寝ていても、いつも私に張りついている。
それが日常であり、それが毎日の過ごし方。
今日と同じように明日もシマは私のそばにいる……
そう、思いたい……
思いたいが、いつか別れるときが来ることも承知している。
その日が、1日でも先であることを願うばかり。
うちの11頭の猫たち。
一番年下は3歳だ。
いずれ、彼らを見送っていかなければならない。
そのときは、そばにいてあげたい。
すべての猫たちを見送るまでは……私は死ねない。
私自身に辛いことがあったとしても、猫たちのために頑張る。
それが、ひとつの生きがいになっているからだ。