私のブログはサッカーブログではないのだが、日本代表戦は欠かさず見ているので、たまにはサッカーの話題を(^^)。
サッカーW杯3次予選は、なんとか1位通過した。
先日のバーレーン戦について、いろいろと記事やコラムで書かれていることを読んでいるが、いい評価だったり悪い評価だったりするものの、共通していることは毎度のように言われる決定力不足やこの先大丈夫なのかという不安だろう。
以下の記事の宇都宮氏の分析には、おおむね賛同するが、気になったのはFIFAランキングについての部分。
スポーツナビ | サッカー|日本代表|打ち砕かれた「プライド」(2/2)
最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングによれば、日本はアジア第2位の38位(第1位はオーストラリアで35位)。一方のバーレーンは72位である。ついでにいえば、最終予選に進出した10チームのうち、ランキング最下位は北朝鮮の118位。その北朝鮮に対しても、日本は先の東アジア選手権で1-1で引き分けるのが精いっぱいであった。アジアのライバルたちの実力差を測るのに、FIFAランキングは、ほとんど意味を成していないのが実情だ。
順位という「数字」に惑わされているような気がした。
日本が38位でバーレーンが72位というと、ずいぶん差があるような感じになってしまうが、見かたを変えてみたらどうだろうか?
最新のFIFAランキング(2008年6月)を参考に、その獲得ポイント数に注目して、数値をグラフ化してみた。
エクセルで作った簡単なものだが、この図から、大きく3つのグループに分けた。
●Aグループ……1位から6位までの突出した上位グループ。
●Bグループ……7位から33位までの、準上位グループ。
●Cグループ……34位から100位まで。
A、Bについては、ポイント数の分布が顕著に分かれているという理由から。
Cについては、やや強引だが、各順位のポイント差が僅差であり、どんぐりの背比べという判断である。
また、Bグループでは7位と33位のポイント差が393ポイント、Cグループの34位と100位の差が389ポイントとなっており、そのポイント差が近いことからも、グループ分けの材料として適当ではないかと思う。
日本の位置は赤い印で示しているとおりで、私流の判断ではCグループになる。
つまり、日本の38位はどんぐりの背比べ状態の集団にいるのであり、順位数が示す数字ほどには、実績として離れてはいないという見かたができるのだ。
ポイント差がほぼ同等のBグループには27カ国が含まれているが、Cグループには67カ国と2.4倍のチームがいることになる。それだけ僅差だということ。
順位だけにとらわれていると見えないことが、視点を変えることで日本の位置が違って見えるのではないだろうか?
—–【補足】—–
もうひとつ書き加えておくと、100位のポイントを下辺、1位のポイントを上辺として、その落差から日本の位置を見ると、真ん中よりも下にあることがわかる。ちょうどBグループあたりが中間である。
100位までのランキングから見ると、日本のレベルは真ん中よりも下……という、なんとなく現実的なイメージになってくるように思うのだが……。
いかがだろうか?
「FIFAランキングについての考察(その2)」に続く。