読者プレゼント不正は内部告発だった

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読者プレゼント不正は内部告発だった

 秋田書店の読者プレゼント不正問題で、「なぜばれた?」かについて、憶測が飛び交っていたが……

秋田書店が読者プレゼントという「夢」を壊してしまった件(山本 一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース

それにしても、どうしてこの不正が発覚してしまったのか。消費者庁の報告や各報道ではその辺りの経緯が一切明らかになっていないだけに、なおさらに人々の好奇心が刺激されるのは無理もないかもしれません。Twitterや掲示板、個人ブログ等に見られる憶測としては、内部告発者がいたのではという意見も少なくないようです。

 ……どうやら、内部告発だったようだ。

秋田書店:不正訴えた女性社員を解雇 撤回求め提訴へ- 毎日jp(毎日新聞)

 秋田書店が漫画雑誌の読者プレゼントで景品数を水増し掲載していた問題で、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が「プレゼントを窃取した」などとして懲戒解雇されていたことが20日分かった。女性側は「罪をなすりつけられた」と主張。「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で秋田書店に措置命令を出した消費者庁の調査で主張が裏付けられた形となり、解雇撤回を求めて提訴する考えだ。

 コンプライアンス(法令遵守)が企業の姿勢として問われ、履行することが求められているが、口先だけはコンプライアンスを唱えながらも、内部告発者を解雇するという事例が少なくない。
 プレゼント企画は多くの会社が行っているが、どれほど正直にプレゼント企画が行われているのか?……という疑問も浮かぶ。
 秋田書店は、出版社としては中堅だが、ほかの出版社で不正はやってないのか?……と、疑われる。邪推だが、秋田書店だけの問題ではない気がする。
 常套句として、「当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます」などの表現があるが、これは誰にも当選者がわからず、当選者が出たのかどうかもわからない。
 これは怪しい(笑)。

 プレゼントで高額商品が掲出される場合もあるが、うちは液晶テレビが当たったことがある。たまにしか出さないプレゼントへの応募で当たったのだから、正直なプレゼント企画もあるということだね。
 プレゼントの応募には、なにがしかのアンケートに答える必要があったりするが、景品でアンケート回答率を上げようとしているわけだ。「当たればいいな」程度で期待値は低いから、はずれてもなんとも思わないが、そもそもプレゼントが嘘だったとなると、嘘で釣られた気分はよくない。

 秋田書店の発表では……

不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく措置命令について | 秋田書店

今回の消費者庁の措置命令を真摯に受け止め、今後、このようなことが起きないように管理体制の強化を図り、役員以下社員一丸となって再発防止に向けて取り組んで参りますので、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 ……としているが、「管理体制の強化」が「内部告発者の解雇」なのか?……と思ってしまう。
 会社の体質というか風土みたいなものは、中にいる人たちで形成されるから、簡単には変われないよ。内部告発者は解雇される前例ができてしまったら、みんな口を閉ざしてしまう。

 小さな問題にも見える「読者プレゼント不正問題」だが、根は深そうだ。

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