AmazonのKindleストアで、個人が電子ブックを販売できるようになった。
販売が可能……ということであって「売れる」わけではない。無名の作家がベストセラーのヒットを出せる可能性は……かなり低い。
直接、Kindleストアで登録して作品を売る方法とは別に、「パブー」を介して販売する方法がある。
KindleやKoboへ個人作品を手間なく連携配信できるパブーのプロ版を試す (1/2) – ITmedia eBook USER
電子書籍作成・販売サービス を提供する「ブクログのパブー」。2012年12月にプロ版を正式リリースし、AmazonのKindleストアへの配信も可能になった。先行で提携していたKoboイーブックストア、そしてパブー自身を含めると、パブーを経由することで、3カ所の電子書店で自分の作品を販売できるようになったわけだ。
この記事にも書かれているが、パブーを介するメリットは、複数の販売チャンネルへの手間の省略だ。
電子ブック配信サイトとしては、間を取り持つというビジネスチャンスを作り出したともいえる。パブーは先にkoboとも連携していたが、今後、他の販売プラットフォームとも連携していくという。
KDPによる個人出版ブーム、老舗サービスの辿る道は:ブクログ吉田氏に聞く「パブー」の今後 (1/4) – ITmedia eBook USER
電子書籍の個人出版プラットフォームとしては、iPadが登場した2010年にサービスインしたブクログの「パブー」が知られているが、いま「パブー」はKobo、そしてKindleに対するパブリッシャーとして、大きな転換期を迎えつつある。「パブー」の現状、そして今後について、ブクログ代表取締役社長 吉田健吾氏に話を聞いた。
私のSF小説作品が、パブーに置いてある(笑)。
パブーが開設されてすぐに、試しにアップロードしたものだ。2010年6月末ころの話なので、当時は電子ブックに対する世間の関心度はずっと低かった。
ただ、同年にiPadが登場していて、私のブログの過去記事でも、電子ブックの新時代が来ると書いていた。
売れることなど、はなから期待していなかったし、サイトとしての使い勝手をリポートするためだった。
パブーがkindleストアにも配信するというので、久々にパブーのマイページにアクセスした。
何ヶ月ぶり……いや2年ぶりかも。作品は短編2本と長編1本をアップロードしているのだが、アップしたあとはずっと放置したままだった(笑)。
ところが、売上げ報告を見ると……、少ないながらも売れていた。
正直、驚いた。
koboで売れているとは。
いやはや、拙作で申し訳ない。
kindleストアでの販売を可能にするには、有料サービスのプロ版にアップグレードする必要がある。月額525円が高いか安いかは考えものだが、とりあえず、ものは試しだ。
kindleストアでは100円以上の価格設定のものが販売できるということなので、「パンドラの惑星(ほし)」をテストケースとして販売申請をした。審査が通れば、Amazonでも販売される。
結果が出るのは数か月後だと思うが、kindleストアでは、はたしてどれほど無名の作家が売れるのか?
結果が出たら、ご報告しよう。
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「無名の作家の電子ブックがどれだけ売れるか?(中間報告)」に続く。