iTunesの音質は、パソコンのオーディオアンプの特性に左右される。
だが、オーディオに特化したオーディオ・コンポに比べれば、貧弱なのは当然だ。テレビチューナー付きのパソコンなども発売されているが、音質を重視したオーディオ・パソコンというのは見あたらない。
オーディオ・コンポにパソコンと接続できる端子を装備したものは出ているが、使い勝手という点からみると、いまいち疑問符だ。
iTunesはパソコン1台で、他のパソコン作業をしつつ音楽も聴けるのが最大のメリットなのだ。
iTunesをいい音質で聴くためには、ヘッドホンを良いものにするだけでは限界がある。もとになるソースの音源が貧弱であれば、ヘッドホンで再生できる音も貧弱になるからだ。
機械的なアンプはどうしようもないので、それをアプリケーションで処理する……というのが残された手段。
iTunesにはイコライザとして、音質をある程度コントロールできる機能が備わっている。だが、それをどういじくっても、劇的に音質がよくなるわけではない。
そこで、なにかいいものはないかと探していて見つけたのが……
SRS iWOW という、iTunesのプラグインソフトだった。
シェアウェアのソフトだが、体験版があるのでダウンロードして使ってみた。
すげ~! 音がぜんぜん違う!
まさに劇的な変化だった。
音質の向上だけではなく、サラウンド効果もあって音像が立体的になる。高音域の伸びが良くなり、中低音域もメリハリの効いたパンチのあるものになった。さらに、埋もれていたボーカルが際だつようになった
貧弱なオーディオ回路が、ソフトでこれほど変わるとは思わなかった。
これは絶対にオススメだ。
SRS iWOWを起動すると、以下のような画面になる。(クリックで拡大)
いくつかのプリセットがあるので、音楽に合わせて試してみるといい。
細かい調整もできるが、プリセットでいい感じに調整されている。
コントロール画面は、やや大きすぎて邪魔なのだが、右半分は隠すことができる。
隠したのが次の画像。
通常はこのパネルだけで十分だ。
ちなみに、サンプル画像に私のiTunesのプレイリストが出ているので、なにを聴いているのかわかると思う(^^)。
表示しているのはアニメ関係の楽曲だが、ロック関係にはけっこうヘビーなリストが並んでいる。
持っているCDの約7割は海外のロックで、3割が日本の楽曲だ。
ともあれ、SRS iWOWを導入することで、iTunesがまともなオーディオ機器になること請け合い!
ぜひ、試してほしい。