いや~、世の中にはスゴイ人がいるもんだと感心した。
ボーカロイドの「初音ミク」で楽曲を作る人は多いが、等身大の初音ミク、それも可動するロボットまで自作してしまうとは!
その製作過程の動画が、ちょっと感動的。
これはマスターとミクさんの“愛の物語”である 「等身大初音ミク2号機作ってみた」が感動の超大作 – ねとらぼ
2009年12月に約1年半かけて「等身大初音ミク」を完成させたマスターが、「等身大初音ミク2号機」を作り上げ、そのメイキングを公開しています。動画の長さ、約64分です。
長い動画だが、最後まで見入ってしまったよ(^_^)
5年の歳月をかけたというのもスゴイが、設計から製作までの技術力が半端ない。しかも、衣装も自作している。個人で、趣味のレベルで、ここまでやってしまう執念というか愛情には、なみなみならぬものがある。
彼のような人材を、趣味の世界に埋もれさせておくのはもったいない。
ロボット開発は日本の得意分野でもあるが、産業用ロボットとは別に、人型ロボットに特色がある。自立して二足歩行するロボットは、難易度の高い技術を要する。比較的小型のロボットであれば、重量が軽い分、不自然ではあるものの二足歩行は可能になっているが、人間サイズになるとバランスを取るのが難しくなる。
等身大初音ミクは、四肢の可動は可能だが、歩行はできない。歩行させるためには、バランスを取るためのジャイロスコープなどの組み込みが必要になるからだ。そのへんが、個人でできる限界でもある。
厳密にいえば、ロボットというより、PC仕掛けのからくり人形ではあるが、それでもたいしたものだ。
彼に、ロボット開発に専念できる環境と資金を与えてあげれば、面白いものを作り出してくれるのでは……と、思ってしまう。
ロボット関連の研究所や企業は、彼をスカウトしてみては?