酒の健康リスクについての研究報告記事。
前々から書いていることだが、酒はタバコと同等くらいの害がある嗜好品。
なぜタバコのようにバッシングされないのか不思議。
お酒を飲むと「癌」や「認知症」のリスクが上がる? 英国で驚きの研究結果 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
さて、そんなアルコールと健康に関する興味深い研究結果が、先月の28日に発表されました。英国サウサンプトン大学病院のHydes氏らの調査結果によると、なんとワインを毎週1本(750ml)飲むことは、女性ならタバコを週に10本、男性ならタバコを週に5本吸うのと同じ程度の癌の発現率の上昇を招くと推定されるというのです。
昨年9月には、1990年から2016年までの195の国と地域におけるアルコールの消費量や死亡との関連性を調べた調査結果がランセットに掲載されました。なんと、16年の世界の男性の死亡の2.2%、女性の死亡の6.8%が飲酒に起因することがわかったのです。健康に良い酒量などはなく、健康を害さないようにするにはアルコール摂取量を0gにする、つまり飲まないことが必要だと筆者らは言います。
「百害あって一利なし」ではなく、「百害あって一利あり」なのかもしれないが、一利をとるか百害をとるかの問題でもある。
反タバコ派の人たちは、タバコ産業を絶滅させたいようなのだが、タバコで生計を立てている人たちのことなんか知ったことではないのだろう。
ワイン750mlを飲むことは、タバコ5本〜10本に相当する健康リスク。
これって、けっこう衝撃的な換算だと思うのだが……。
ならば、害が明白な酒も同様の扱いにしないといけないのではないか?
それとも、酒の害には目をつぶるのか?
なぜ、酒は特別扱いなのか?
酒を禁止すると、かつてのアメリカの禁酒法時代のようになるのかもしれない。
違法ドラッグのように違法アルコールが闇で取引され、酒を飲みたい人は地下の違法酒場で隠れて飲む。
酔って外に出ると現行犯で捕まるから、酔いを完全に覚ましてからでないと店を出られない。
夜な夜な隠れ飲酒者を摘発するために、通称「酒ハンター」が街をパトロールする。
不自由を強いられる飲酒者たちは、人里離れた山奥や無人島に、隠れ飲酒村を作ってひっそりと暮らす……。
……とかいう、フィクションを妄想してしまう(^_^)。
まぁ、現実的には、酒類業界は裾野が広くて、関わっている人も多いから、これを禁止すると経済がかなり傾きそうではある。
つまり、百害があっても、がんや認知症になろうが、知ったことではない、ということだ。
数十年先のわが身より、今日の一杯でパーーと飲む方が大事。
このワイン、このビールのためなら、寿命が縮んでもいい。
酒類メーカーは、飲む人の健康と引き替えに儲けているわけだ。
人の健康というか命なんて、その程度の価値なんだ。
それはそれとして、通勤電車での飲酒は禁止して欲しいね。
酒臭くてかなわん。
夜、会社帰りの電車では、缶ビールなどを持ち込んで飲んでいる人がいるが、ときどき朝の通勤電車でも飲んでるヤツがいる。
家で飲めよ。
なぜ、電車で飲む?
電車内飲酒、路上飲酒は禁止すべきだよ。
それがトラブルや事故の原因にもなるのだから。