環境問題はときどき取り上げてきたが、企業が謳う「」に疑問も投げかけてきた。
 エコといいつつ、エコにならない製品や政策が、まかり通っているからだ。
 そんなニュース。
王子製紙の再生紙9品で偽装、古紙配合率「ゼロ」も(読売新聞) – Yahoo!ニュース

 再生紙はがきの古紙の割合が偽装されていた問題で、業界最大手「王子製紙」(東京都中央区)は18日記者会見して、はがき以外のコピー用紙などの再生紙計9品目で古紙の割合が表示を大幅に下回っていたと発表した。

 再生紙とうたいながら古紙が全く含まれていない製品もあった。はがき以外の再生紙で、日本製紙(千代田区)に続き、業界トップでも古紙の割合を偽っていたことが明らかになったことで、環境偽装が製紙業界ぐるみで行われていた可能性も出てきた。

 王子製紙によると、昨年4~12月に生産した再生紙製品を調査したところ、古紙100%と表示しているコピー用紙が実際には40%、40%と表示している厚紙では0%など、計9品目で古紙の割合を実際より高く表示していたことがわかった。

 古紙の配合率は「R100」などと、配合率によって表示されている。
 その紙を使う印刷物は「環境問題に取り組んでいます」と、自己主張しているわけだ。
 だが、その表示が偽装であれば、環境への取り組みも偽装である。
 結局のところ、自己申告を信じるしかない現状では、環境問題への取り組みはポーズにしかならない。

 二酸化炭素の排出量にしても、追試や検証が可能な状況ではない。
 これだけ使った、これだけ減らした、という自己申告なのだ。
 古紙の配合率を偽装しているのなら、他の環境問題でも偽装しているだろうと推測するのが妥当ではないだろうか?
 企業は「正直者」だろうか?
 なにか不祥事が起きると、最初は全面否定し、真相が明らかにされていくと、渋々頭を下げることを繰り返す。

 王子製紙のWEBの「環境への取り組み」に書かれている、数々の主張と目標が、空々しく見えてしまう。
 ほんとうに、ちゃんとやっているのかと……。

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