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広島FWパトリックが、日本に帰化したい希望を持っているという。
しかし、帰化のための条件のひとつ、「引続き5年以上日本に住所を有すること。」について、一時帰国したことなどから満たせず、まだ帰化できないということらしい。

広島FWパトリック、インスタで日本帰化への熱い思いを吐露「私の心は日本人です」 | Goal.com

パトリックは4日に更新したインスタグラムで「僕は(帰化を)すごく望んでたけど、残念ながら変えることはうまくいきませんでした。日本の為にプレーできる何かチャンスはあるかなあ?」と帰化が実現しなかったことを明かしていた。

帰化の条件は、

① 引続き5年以上日本に住所を有すること。

② 20歳以上で本国法によって行為能力を有すること。

③ 素行が善良であること。

④ 自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によって生計を営むことができること。

⑤ 国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によってその国籍を失うべきこと。

⑥ 日本国憲法施行の日以後において、日本国籍法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれに企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。

となっているが、これは「普通帰化」の場合。

帰化方法には、「大帰化」という特例もある。

大帰化

大帰化は旧法(昭和25年以前の国籍法)以来、日本において特別の功労があった外国人にはたとえ国籍法第5条の要件に該当しなくてもその帰化を許可する特例です。

ただし、これまでにこの特例が適用されたケースはないという。
ならば、この特例の初めての適用ケースを作ればいいじゃないか。
……と、そう簡単ではないにしても、多くのファンの後押しがあれば、所管する法務局、さらには法務省を動かすことは可能かもしれない。

パトリックは、これまでの日本の活躍で、十分に功労はある。
そして、日本代表に入ってくれれば、大きな力になってくれるかもしれない。
ロシア大会に間に合うのかどうかは微妙だが、予備登録メンバー発表前に帰化が認められれば、FIFAの国籍ルール上は可能になる。

全てのカテゴリーで代表公式戦出場暦が無い者は、他国に帰化すれば他国の代表になれるが、帰化後2年以上帰化する国に在住するか帰化する前から2年以上帰化しようとする他国に在住していなければならない

#パトリック帰化 ……というハッシュタグなどをつけて、支援できるといいな。

署名運動などをしたら、効果はあるのだろうか?
帰化問題に詳しい弁護士さんに、聞いてみたいところ。

てっとり早いのは、法務大臣が特例を認めてくれればいいのだが……。
モリカケに鶴の一声をかけるより、有能な外国人選手の帰化問題に鶴の一声を出す方が、有意義だし国民に支持されるぞ(笑)。

ロシア大会は無理でも、2022年はチャンスがあるといいね。

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