女性は家事をするものという固定観念

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Stereotypes that women are supposed to do housework

Stereotypes that women are supposed to do housework

 Yahoo!知恵袋に出ていた話題に目がとまった。
 「家事ができない彼女との結婚」についての相談内容だったが、そもそもなんのために結婚したいと思っているのか?

全く家事ができない彼女と結婚ってどう思いますか?? 家事ができない彼女の改善方… – Yahoo!知恵袋

全く家事ができない彼女と結婚ってどう思いますか??

 若い人のようだが、「女性は家事をするもの」という固定観念に縛られているように思える。
 逆に、「家事のできない男性」は、女性のように批判されることはあまりない。コメントとして書かれている意見は、なかなか手厳しいものが多かった。
 家事なんて、できる方がすればいいんだよ(笑)。

 家事を分担する……といったことも方法ではあるが、やったやらないで不満の原因になったりもする。平等に分担するというのは無理であるし、分担した以上のことはやらないという口実にもなってしまう。
 彼女が家事をできない、あるいは家事をやりたがらない、というのであれば男がやればいいだけ。それを苦痛だと思うのなら、彼女とは一緒に生活はできないってことだ。

 うちの彼女は、家事をほとんどしない(笑)。
 料理は100%私が作るし、掃除も私。洗濯は洗濯機を回せばいいのだし、あとは干すだけだから、彼女も洗濯くらいはする。その洗濯も、彼女がさぼって洗濯物がたまってきたら私がする。
 家事の9割は私がしている。
 だからといって、なにも不満には思わないし、彼女にやらせようという気もない。
 家事をせっせとする女性……というのを、彼女には求めていないのだ。

 私は、俗にいう「主夫」だ。
 仕事で帰りが遅くなっても、晩飯は私が作る。私が帰宅するまで、彼女は待っている。
 料理が好きだというのもあるが、作る楽しみはあるし、それを彼女に食べてもらう喜びもある。義務感からやっているのではなく、やりたいからやっている。
 恋人時代から、こうだった。
 長い同棲の末に結婚したが、それも婚姻届を役所に出しただけ。結婚という形を正式なものにした結果だ。世間的に同棲しているとはいいにくいが、結婚しているとはいいやすい。形式的な問題ではあるが、事実婚よりは「既婚」という体裁の方が都合がいいことも少なくない。

 恋人時代は「好きだから」一緒にいる……ということでもいいが、結婚するとなると「なんのために結婚するのか?」ということが重要だろう。
 理由は人それぞれだが、私の理由は……

「彼女と一緒に歳を取っていきたい」

 ……ということだった。
 結婚の形は必要ではなかったし、同棲でもよかったのだが、形を整えることが区切りにはなった。
 人は、孤独では生きていけない。少なくとも、私はそう思う。
 彼女となら、一緒に生きていけると思ったし、支えあえると思った。男と女だから、若い頃はセックスパートナーでもあったが、愛しあっていれば当然ことだ。異性を生涯の伴侶に選ぶのは、互いの違いを補い合うことで、互いが必要な存在になるからだと思う。
 苦楽をともにする相手としての彼女なんだ。
 家事なんかできなくてもいい。
 彼女がそばにいて、互いによりそえればいい。
 家に帰れば、彼女がいる。
 それがなによりも大切なことだ。

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