東京都の若者向けワクチン接種の混乱は、まだ続いているようだ。
「予約なし」が売り文句だったのに、「抽選制」になり、それが「ネットで予約」へとジタバタの混乱状態。
予約がパンクすることは経験済みのはずなのに、また同じ失態を繰り返している。
都の関係者はバカしかいないのか?……といいたくなってしまう。
待ち時間は数時間”若者接種HP受付に予約殺到 東京で新たに3会場
東京都は30日から、3カ所のワクチン会場の接種対象を16歳から39歳まで拡大し、インターネットで予約受付を始めた。
なかなか予約サイトにつながらない状態となっている。
ネットでの予約受け付けは午前10時から始まったが、予約サイトへのアクセスが殺到したため、開始直後は、「案内ページへの待ち時間が1日以上」と表示され、その後は数時間待ちと表示されたが、なかなか予約サイトにつながらない状態となった。
東京都が接種対象を拡大したのは、都庁の南と北の展望室会場と乃木坂会場の3会場で、30日から都内在住か在勤・在学の16歳から39歳の人までに対象を拡大し、若者の接種を進めたい方針。
一方、先週27日に渋谷区に開設された予約なしの若者向け接種会場は、30日は接種は行われていないが、知らずに訪れる人の姿が見られた。
私は2回のワクチン接種を終えたが、接種券が届いて、1回目の予約が取れたのは1か月後だった。
妻の方は、当初はかかりつけ医に早めの予約が取れていたのだが、ワクチン供給不足のあおりを受けて医院側からキャンセルされた。それから区内の集団接種会場に予約を取ろうとしたが、数か月先まで予約は埋まっていた。残された方法は、キャンセル待ちだけ。
その後、毎日のように予約サイトでキャンセルがないかをチェックして、2週間くらいかかってようやく予約が取れた。
都知事は「ワクチンを打って」と連呼していたが、打ちたくても予約が取れないのではどうしようもない。都は現場の実態をまるで把握していないのではと思った。
同じことは若者世代にもいえる。
年齢制限をもっと早く取っ払って、全世代を対象にすればいいものを、若者世代は後回しにした。
それで若者が接種をしないと勝手に決めつけた。
で、若者向けに接種を始めるといって、1日たった300人というショボい定員で希望者が殺到する事態になった。
街頭インビューでも「バカなんじゃないの? 渋谷だよ。少なくも3000でしょ」と怒りを口にしていた若者がいたが、ほんと、その通りだ。
都知事とその取り巻きは、著しく想像力が欠如している。
小池都知事は、一時期の威勢の良さは影を潜め、最近ではあまり覇気がなく、やる気がないようにも見える。
これは東京都に限ったことではなくて、菅首相と閣僚たちにも当てはまる。
なにやら小池都知事のスキャンダルがくすぶっているらしいので、都知事は3人続けて途中辞任になるのかもしれない。