ほぼ役立たずのCOCOA

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COCOA

いつのまにか、あまり話題にならなくなった接触確認アプリのCOCOA。
不具合や使い勝手の悪さ、有効性の疑問など、ケチばかりがついているアプリだ。
そんなCOCOAについて、よい指摘をしていた記事があった。

緊急事態宣言よりもCOCOAの改善が待たれます。 | 岡 高志 行政書士事務所

よくよく考えると、すでに症状のでているコロナ陽性者は外出してないはずです。
そうした陽性者からの感染リスクを抑える効果はあまりないのかもしれません。

そうそう、そこだよ(^^)。
PCR検査で陽性になった人は、入院または隔離療養されているわけで、COCOAに陽性登録したとしても自由に出歩くこと自体が難しい。COCOA陽性登録後に、陽性者と接近することはあってはいけないはずだ。

前にも書いたように思うが、接触確認アプリとしてもっと有効にするには、各人の行動履歴を記録し、過去に遡って誰と近接したかを追跡できないと意味がない。つまり、プライバシーを犠牲にして、自分たちの行動履歴を赤裸々に記録し参照することを許可する必要がある。

現状、位置情報は記録されない仕様になっているので、どこで感染した可能性があるか、あるいは感染させた可能性があるか、特定できない。場所を特定することは、クラスターの発生源を追跡することにもなる。それができないために、「経路不明」となってしまう。

プライバシーを優先するか、感染症の対策を優先するか?
どっちに比重を置くかだ。

東京などの都市圏は、1月10日前後に緊急事態宣言を出す見込みのようだ。
どこまで踏みこんだ対策をするのかは、まだ明らかになっていないが、飲食店のさらなる営業時間短縮程度のことでは、効果は薄い。

最後の切り札を切れるか?
それは、電車やバスの公共交通機関を止めることだ。
都民の足を奪えば、人の移動は止められる。実質的なロックダウン状態を作り出せる。どうしても移動したい人は、自家用車か自転車か徒歩だ。
ただし、これは劇薬でもある。

しかし、それはないだろうね。
「徹底」といいつつ、やってることは手ぬるい。
結局、欧米に比べて桁違いに感染規模は小さいので、それほど危機感はないんだと思う。
政治的なパフォーマンスがひとり歩きしている。

度々計算しているが……
東京都の1月3日現在までの累計感染者数は、62,590人
東京都の現在感染者数は、10,301人
東京都の人口は、13,963,751人(2020年11月1日現在)

人口に対する感染率は、累計で約0.45%
同、現在値で、約0.074%

多い多いとニュースになっていても、たった0.074%である。約1500に1人の計算。
検査には引っかからない感染者がいるにしても、感染者と遭遇する確率は低いんだ。
闇雲に恐怖をあおるんじゃなくて、そういう事実も理解する必要がある。

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