オシム・ジャパンのイエメン戦での監督のコメント。
Yahoo!スポーツ – ニュース – オシム監督「進歩していることを分かっていただきたい」
これは日本サッカーの持病といいますか、すぐには直りそうもない病気と考えるしかないかもしれません。最近始まったことではなく、例えば少し前のオマーン戦、バーレーン戦、シンガポール戦などなど。0対0や1点差で試合終了間際までいって、やっと勝つといった試合が多かったですよね。ただし、今日の試合はそれと違う面もありました。私たちのチームはこれまでより早いテンポでプレーができるようになりました。チャンスの数も昔より多く作れていたのではないでしょうか。
別のニュースサイトの、オシム・ジャパンについてのアンケートに対するコメントでも書いたことなのだが、決定力不足はなにも日本代表に限ったことではないだろう。
そもそもサッカーで二ケタ得点なんて極めて珍しいし、たいていは1〜2点、多くとも3〜4点のゲームがほとんどだ。ワールドカップでも1−0、もしくは1点差の試合は多かった。
つまり、1点差で勝てればいいわけだ。
問題はその勝つための1点を、どう取るか?……だ。
6日のイエメン戦は、再三のチャンスを活かせなかったが、最後に決めた。
それが決定力じゃないのか?
引き分けで終わっていたら、決定力がなかったということになるが、1点取って勝ったのだから、決めたのだ。
それは評価すべきだろう。
オシム・ジャパンの日本代表は、ジーコ・ジャパンのチームより期待感が大きい。
このチームでドイツ・ワールドカップを戦っていたら、もっといい結果を出せたかも……。ジーコ・ジャパンはチームとして内部分裂状態だったようで、まとまりがなかった。選手個人個人は最強のメンバーではあったが、最強のチームではなかった。
オシム・ジャパンには、最強のチームが作れる気がする。
今後にもっと期待したい。