新型コロナ(コロナ19)の抗体は数ヶ月しか持続しない……というのは以前にも書いたが、それを追認する報告。

【新型コロナウイルス】コロナ3カ月で抗体減 集団免疫とワクチンは“風前の灯火”か|日刊ゲンダイDIGITAL

新型コロナの抗体は3カ月しかもたない――。こんな研究結果が明らかになった。スペイン保健省が発表した。

スペイン保健省は、同国の7万人を対象に3カ月にわたって3回の抗体検査を行った。1回目の抗体検査で陽性、つまり体に抗体ができていた被験者のうち14%は3回目で陰性となった。抗体は3カ月で減少することが判明したのだ。

(中略)

「スウェーデンだけでなく、日本の一部の医師からも集団免疫を期待する声が上がっていました。しかし免疫効果が3カ月しかもたないとなると、はかない夢が打ち砕かれたことになります。抗体が3カ月で消える感染症は、これまで人間の生活の中にほとんどありませんでした」

(中略)

「通常のインフルエンザのワクチンは1回注射すると約6カ月間、効果が持続します。10月に接種すれば翌年の4月まで効くのです。しかし新型コロナは抗体が3カ月しかもたないとすると、たとえば、10月にワクチン接種を受けたら、1月に2度目の接種を受けなければならない可能性が出てきます。費用の負担が増えるし、1度は受けたけど2度目は面倒くさいという人も出てくるでしょう。医師や看護師などの負担も4倍になるので現場が混乱しかねません。ワクチンが予防接種に有効かという疑問の声も上がりそうです」

抗体が3か月で消えるとなると、ワクチン開発そのものが徒労に終わる可能性がある。効果が乏しいと、ワクチンは商品として売れないからだ。

ここは発想を変えて、注射として接種するワクチンではなく、飲む(経口)ワクチンを開発した方がいいかも。経口接種であれば、それほど抵抗感はないし、月1、あるいは週1で飲むような形にすれば、有効期間が短くても普及しそう。ただ、経口ワクチンとして作れるかどうかだけど。

ワクチンが望み薄だとなると、来年のオリンピック開催も、さらに望み薄になる。
IOCはWHOの助言に従うというようなことをいっていたが、ワクチンが期待できないとなれば、終息宣言は出せなくなる。

そもそも、コロナ19は終息するのか?……というのが問題。

SARSやMERSは終息宣言を出したが、それはひとまず再発の恐れはなくなったからだ。
コロナ19は普通の風邪のウイルスに近いから、今までの風邪に置き換わって定着しそうな気がする。
毎年流行するインフルエンザも、終息宣言は出ない。
おそらく、コロナ19の終息宣言も出せない。

ウイルスは短期間で変異を繰り返すが、強毒化する場合と、弱毒化する場合があるという。
で、弱毒化する場合の方が多いらしい。
ウイルス的には、弱毒化することで宿主(人間)の行動を自由にさせ、感染を広げられる。
宿主が寝込んでしまっては、感染を広げられないから、ウイルス的にはデメリットになる。
ウイルスは増殖することが生きることだからだ。

これは予想だが、来年になれば、コロナ19は弱毒化して、普通の風邪程度になっている……かもしれない。
ワクチンが完成する頃には、もはや特別な脅威ではなくなっている……かもしれない。
そうなると、ワクチン開発に資金をつぎ込んだ製薬会社は、大変な損失になる。

いずれにしても、現状は200人程度の新規感染者で大騒ぎしすぎ。
インフルエンザの流行シーズンになったら、例年であれば毎日数万人単位の感染者が出ることになる。インフルエンザによる死者数も、ピーク時には1日50〜100人になる。

いつもは無視してきたインフルエンザだが、次の流行ではどうするのかね?
コロナ19の比じゃない感染規模になるんだよ。
政府と世間がどういう対応をするのか、見ものである。

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