北朝鮮のロケット発射で右往左往している日本。
なんというか、騒ぎすぎな気がする。注目して欲しい北朝鮮の思う壺ではないのか?
政府は迎撃する気満々のようなのだが、悪天候だと迎撃できないらしい。
「甚だ遺憾」と沖縄・与那国町長 PAC3の発射機、畳まれたまま(共同通信) – Yahoo!ニュース
北朝鮮による「軍事偵察衛星」発射の際、沖縄県・与那国島に配備された自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の発射機が畳まれたままだったことに関し、同県与那国町の糸数健一町長は2日、北朝鮮の発射に関する町の連絡会議で「畳んでいたと聞きびっくりしている。個人的には甚だ遺憾なことだ」と述べた。
台風2号による強風の影響で与那国島ではPAC3の発射機を開けなかった。糸数町長は「今後どうするのか、国には真剣に考えていただきたい」などと語り、国に改善を求めた。
まぁ、そうだろうなーとは思う。
悪天候だと、戦闘機のスクランブル発進だって難しいだろうからね。
打ち上げは失敗したようなので、迎撃の機会はなかったわけだが、日本の領空に落ちてきた場合、迎撃を試みて失敗すると、もっと問題になりそう。自衛隊は実戦で迎撃したことはないので、実効性が問われることになる。
今日の東京は、強風が吹く大荒れの豪雨になっている。台風でなくても、これほどの悪天候だと、やはり迎撃はできないことになりそう。
「天気が悪かったので、迎撃できませんでした!」
というのかな?
だとするなら、悪天候を狙って攻撃してくるんじゃない?
核ミサイルの場合、上空数百メートルで爆発させるから、悪天候の影響は受けにくいように思う。雨雲の高度は300~600mくらいだからね。広島に落とされた原爆は、高度600mで爆発して、あの破壊力だった。
高高度(高度30〜400キロ)で核爆発させてEMP攻撃をすれば、通信網や電子機器を使用不能にして都市機能を麻痺させることもできる。
防衛力を高めるのはいいとしても、プランBがないんだよね。想定外の事態になったとき、なすすべがない。
Jアラートは鳴らすけど、避難対象地域が広すぎるし、避難する核シェルターはない。
PAC3を配備したけど、悪天候では使えない。
敵基地攻撃能力が議論されているが、自衛隊は対空、対艦、対戦車ミサイルは保有しているが、地対地ミサイルはない。
次のロケット発射が予告されているが、はたして迎撃をすることになるかどうか。
悪天候にならないことを祈ろう。