マスクの防御性能の効果表現がおかしい

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今朝のNHKの「朝イチ」で、マスクの種類別防御性能の実験結果を報告していた。
マスクでエアロゾルをどれだけ防御できるか?
その効果表現がちょっとおかしいと思うぞ。

▼画面キャプチャ

マスクの防御性能(1)

(1)布マスク+不織布フィルター (2)不織布

マスクの防御性能(2)

(3)フィルター入りマスク

マスクの防御性能(3)

(4)二重マスク、内側に不織布、外側に布マスク (5)二重マスク、内側に布マスク、外側に不織布

……と、以上の5種類。以前の朝イチでウレタンマスクは効果ゼロとやっていたので、さすがに今回は登場していない。
問題は、効果を表現する表記方法だ。

「エアロゾルの侵入 40%減」

エアロゾルを40%ブロックできる……というわけなのだが、逆にいうと、

「エアロゾルは60%侵入する」

……ということなんだ。
ブロック率よりも侵入率の方が高いのに、これで効果があるといえるか?
以前にも例えたが、防弾チョッキで防御率40%だと、10発のうち6発は貫通するわけで、そんな性能の防弾チョッキを着て安心するヤツはいない(^_^)b

今回のテストでは、「(4)二重マスク、内側に不織布、外側に布マスク」がもっとも防御率が高くなっていた。
それでも40%は侵入するわけで、ウイルス量が多ければ十分に感染できる侵入率だと思う。

TBSの「あさチャン!」では、「常にマスクをしていたのに感染した」というレポートも出ていたが、ようするに普通のマスクでは侵入率の方がブロック率よりも高いのだから、感染しても不思議はないってこと。

はっきりいって、侵入率の方が高いマスクは、防御効果は期待できないと思った方がいい。
マスクは飾りにしかなっていないんだ。

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