「とうとう」なのか「いまさら」なのか、iPhoneがドコモでも発売されたわけだが……
iPhone 5s/5c発売 ドコモ加藤社長「大変長らくお待たせしました」 – ITmedia ニュース
米Appleの「iPhone 5s」「iPhone 5c」が9月20日午前8時、日本国内で発売された。ドコモショップ丸の内店では、今回からiPhone販売に踏み切ったNTTドコモの加藤薫社長が「大変長らくお待たせしました」と行列を迎えた。
たしか、最初にAppleと交渉していたのはドコモだったよね。その交渉が難航しているうちに、SoftBankが先に発売してしまった。
日本でiPhoneが発売される前。日本のケータイメーカーやキャリアの人たちが、iPhoneの実機を手にして、対談をしている記事があったのだが、「日本では売れない」といっていたものだ。その記事を探したのだが、古すぎて見つけられなかった。
それに関連した記事があった。
どこでも通信 世界一変 ケータイ20年 日本の興亡 :日本経済新聞
iモードの勢いで国内の携帯端末で一時首位に立ったNECの幹部はiPhone上陸前夜、「日本人はボタン操作に慣れている。タッチパネルは向かない」と一蹴した。
そうそう、こういう視点と論調だった(笑)。
ガラケー全盛時代だったし、ボタンを親指操作するのが普通だったから、タッチパネルのiPhoneは異質に見えたんだね。
iPhoneを一蹴したNECだが、iPhoneを始めとした他社製スマホに駆逐されて、スマホ事業から撤退してしまった。今にして思えば、この発言をしたときから、不毛な砂漠に踏み出していたんだね。
「電話として不便」なんていう発言もあった。2008年07月18日付の記事。
元ドコモの夏野氏、iPhone早速入手 ひろゆき氏は「電話として不便」 – ITmedia ニュース
ひろゆき iPhoneは電話として不便じゃないですか。電話として結局使わないから持ち歩かなくなって、誰も持ってないという状態になると思うんですけどね。
記事として残るから、こういう発言をしてしまうと、あとあとネタにされてしまう(笑)。誰も持ってないどころか、誰もが持ってる状態になってしまった。
iPhoneを電話として使ってる人は、少ないと思う。電話もできるよ程度だね。私もiPhoneで電話するのは、先方から電話がかかってきたときだけで、月に1~2回あるかないか。ほとんどメールだし、私の主用途は音楽プレイヤーなので、iPod Touchの延長だ。
日本は海外に比べると、iPhoneのシェアが異常に多いらしいので、ドコモの参入で、ますますiPhoneだらけになりそうだ。