経済関連の記事。
面白い……といっては問題だが、可能性が高い話。
【コラム】「リーマンショック2」封切り間近 – WSJ日本版 – jp.WSJ.com
【ニューヨーク】3年前、リーマン・ブラザーズはもろくも破たんした。この第1作も恐ろしかったが、IMAX3D、デジタルサラウンドで近日公開される第2作の恐怖にはそれをしのぐものがある。
(中略)
同氏はリーマンショックのような金融危機が向こう6-12カ月のあいだに起こると予想する。前回との違いは、今回の危機の原因が財政赤字と欧州の銀行にある点だ。
私は経済の専門家ではないし知識も乏しいが、それでも現状の流れを見ていて、解決の出口があるとは思えない。
国も銀行も大企業も赤字で借金まみれ。ついでに、国民の大部分も、ローンなどでなんらかの借金を抱えている。
みんな借金に浸かっている。
金を貸している銀行も、別のところから借金している。銀行の再建のために国が金を貸したが、その国も借金している。国債は国が自分で自分に金を貸す借金だ。
世の中に、借金していない人間はいないのではないかと思ってしまう。
では、誰が得をしているのか?
不思議だ。
これじゃ、借金を返すために金を借りる、多重債務者と同じ。
財政赤字の国がやってることは、まさにそれ。
多重債務者が救済される方法のひとつが、自己破産。
つまり、借金をチャラにする。代償として信用はなくすが。
世界中が借金漬け。
それを救済する方法は、借金をチャラにするしかない。
国が破綻すると一大事ではあるが、借金のない国などないのだから、世界同時に借金をチャラにしてしまう(^_^)。
国も会社も個人も、み~んな借金をチャラ。
ゼロからスタート。
み~んな信用をなくしてしまうのだから、同じ穴のむじな。
……と、これは机上の空論、夢物語。
得をしたがる者はいるから、オレだけ儲ける……という策を練るヤツがいる。火事場泥棒のような輩。
自由主義経済っていうのは、勝ち抜いた者が得をする世界だ。
世界中に出回っている「お金」は有限。だから、その有限のお金を、どれだけぶんどるかの戦いだ。パイの大きさは決まっているから、自分の分をどれだけ取るか。
かといって、お金が無限に存在すると、お金の価値がなくなる。全ての人々が億万長者にはなれない理由はここにある。日本国民の全部が、プロ野球選手のように数億円の年収になってしまったら、それを支払うだけのお金が存在しない。
世間に存在するお金の総量は、約700兆円……ということなので、単純に人口で割ると、一人当たり549万円くらいにしかならない(700,000,000,000,000円 ÷ 127,560,000人 = 5,487,613.67円)。億万長者は存在できないはずなのだ。それが存在するのは、お金を少ししか持てない人がいるからでもある。
それが経済。
たくさん取ったものが裕福で、取れなかったものが貧しくなる。
結局、強い者、運のいい者が勝者になる。
ともあれ、大恐慌は来ても不思議はない。
どの国も借金漬けだからね。