Macユーザーは、ブラウザとして「Safari」を使っている人が多いと思う。
その最新バージョンである4がリリースされた。
Acid3 100/100:Apple、“世界最高速の”新WEBブラウザ「Safari 4」リリース – ITmedia News
Safari 4は、新しいJavaScriptエンジン「Nitro」の採用により、現行のSafari 3と比べ、JavaScriptの実行速度を4.5倍高速化したという。またWEBブラウザがWeb標準に準拠しているかどうかを測定するテストAcid3で満点を獲得した。
……と、最速を謳っているものの、実感としてそんなに速いという感じはしない。スピードについては、回線スピードの方が影響するので、ブラウザのスピードを打ち消してしまう環境は多いはず。
私はFireFoxを使っているが、使い勝手としてはFireFoxの方が上。
いちおうSafariも試してみているが、いくつかの問題点が気になった。
(1)日本語の禁則処理が適用されないページがある。
一部のブログでの表示で、禁則処理が適用されず、句読点や閉じ括弧が行頭にきてしまう。
これは他のブラウザでは見られないことなので、Safari特有の問題点だと思われる。
(2)再読込(ページをリロード)しても、変わっているはずのページの内容が更新されない。
これは妻が見つけたもので、自身のサイトを更新していて、変更したページを確認するためにリロードするのだが、更新前のまま変更が反映されない。
おそらくキャッシュを読んでいるのだと思われるが、バージョン3では即座に更新されていたのに、4では更新されなくなってしまった。
FireFoxでは問題なく変更が反映されていた。
(3)ツールバーのカスタマイズに「再読込」がない。
前述のこととも関係するが、3まではツールバーに目立つようにあった「再読込」のボタンがなくなってしまった。
どこにあるのかと思ったら、URL入力窓の右端にこっそりと配置されていた(^_^)
わかりにくい!
カスタマイズから「再読込」のボタンがなくなっているので、それは復活して欲しいと思う。
iTunesライクな画面などは面白いが、スピードはともかく、使い勝手ではちょっと中途半端な感じだ。
アドオンやプラグインでいろいろとカスタマイズできるFireFoxの方が、自分好みのブラウザにできるので、使い勝手はかなり柔軟性があってよい。
ブラウザに関しては、Macらしさを発揮できていないのが現状だろう。