セネガル戦は、ドロー。
先行されつつ追いついたのは善戦した。
なかなか追いつけないのが、これまでの日本だったからね。そこは見直した。
サッカー誌、サッカー評論家たちの記事をいろいろ読んでいるが、
「勝てる試合を、勝ちきれなかった」
という評価が大勢を占めている。
選手たちも、試合後のインタビューで同様のことをいっていた。
なにが原因かといえば、長年の課題でもある決定力不足、ということになる。
惜しいシュートや決定機はあったが、決められなかった。それらが決まっていれば、5〜6点は入っていたことになる。
だが、よーーく考えてみよう。
逆もしかりで、セネガルも決定機を確実に決めていれば、やはり5〜6点は取っていたのだ。
サッカーの試合は、0〜3点以内で決する試合が大部分。あのブラジルでさえ、コスタリカ戦で2点しか取れなかった。決定力というのは、どこのチームでも課題ではあるのだ。
決定力を数値化すれば、決められる確率というのは、シュート数に対する得点数、野球でいう打率だ。
■シュート数()内は得点数 ※データはゲキサカより。
ブラジル 23(2) : 4(0) コスタリカ
ブラジルの決定率≒8.7%
■シュート数()内は得点数 ※データはゲキサカより。
日本 7(2) : 13(2) セネガル
日本の決定率≒28.6%
セネガルの決定率≒15.4%
……となり、日本は決定率に関しては、効率的だったという見方もできる。
ここは客観的データに基ずく評価をすべきところ。
私が以前から推していた柴崎と乾が、セネガル戦では躍動した。乾は、ようやく1点を決められたことで、精神的に楽になったのではと思う。クロスバー直撃の惜しいシュートもあった。次戦もやってくれそうな気がする。
途中出場の本田も、いい仕事をしたね。
コロンビア戦の反省からか、セネガル戦はよく走っていた。走っていたから、2点目であの位置にいられたと思う。少し体のキレが戻ったようだ。
問題はGKの川島かな。
各記事でも酷評されているが、判断が中途半端で、少し遅れている。見た感じ、少し体調に問題があるのでは?…と心配する。気力でなんとかやってるみたいで、覇気があまり感じられない。気持ちに体がついていっていない様子。
次戦は、GKを代えた方が無難。
勝ち点3を取れなかったことで、次戦が大一番になった。勝っていれば、ポーランド戦は先発を総入れ替えすることも可能だっただけに残念。
グループを突破できたとしても、決勝トーナメントでは選手が疲弊した状態で臨むことになる。
そこは、監督の誤算だろうね。
ともあれ、次、突破を決めて欲しい。
その先の楽しみが増えるからだ(^_^)。