宇宙で起きる現象は、スケールがデカすぎる……という話。
ブラックホールに接近、破砕=昨年6月の「超新星爆発」-国際チーム:時事ドットコム
昨年6月に発見され、観測史上最も明るい超新星爆発とみられた現象は、太陽程度の質量の恒星が超大質量ブラックホールに接近し、爆発的に砕け散った際に輝いた可能性が高いことが分かった。
(中略)
この現象は約38億光年先の銀河で発生し、ピーク時は銀河系全体の光より20倍も明るかった。
(中略)
国際チームがハッブル宇宙望遠鏡などを使って10カ月間観測を続けた結果、この超大質量ブラックホールは質量が少なくとも太陽の1億倍もあり、高速回転していることが判明。太陽程度の恒星が接近した際、猛烈な重力で砕け、破片同士が衝突して高熱が発生したため、極めて明るくなったと推定された
いやはや、スケール感が実感できない(^_^)b
太陽の1億倍とか、銀河全体の光より20倍とか、想像できる限度を超えている。
超新星の元となった恒星の大きさは、太陽程度の質量ということで、その大きさでも完全燃焼すると莫大なエネルギーを出すってことだよね。
乏しい想像力で、イメージを絵にしてみた(^_^)
ブラックホールに落ちていく恒星の、爆発寸前のイメージ……だけど、う〜む、もっと迫力のあるイメージにしたいところ(^_^)b
自己採点は、50点。
ちなみに、このニュースについていたコメントの中に「重力波が検知されるのでは」というのがあったが、それはないと思う。
現状の重力波検知は、ブラックホール同士の合体などの、より巨大な重力変動がないと検知できない。
つまり、感度が低いので、太陽程度の恒星をブラックホールが潰しても、検知できるほどの重力震は起きないだろう。
しかし、こんなのが太陽系近傍で起きたら、地球は無傷では済まないね。
この超新星爆発が起こった銀河系の星々のいくつかは、蒸発してしまったかもしれない。