朝日新聞がCNET Japanを買収したというニュース。
朝日新聞は自社のサイト「asahi.com」を持っているのに、なぜ?……と思ったが、正直なところ「asahi.com」はあまり面白くない(^_^)
ネット系、デジタル系のニュースとしては、CNET Japanはそれなりに見るべきものがあった。過去形なのは、最近はあまり面白くなくなっていたからだ。
その裏事情はなんなのだろう?……という疑問に答えてくれたのが、以下の記事。
J-CASTニュース : 経営不振CNET Japan買収 朝日新聞は何を狙っているのか
「何らかのシナジー効果を出していく必要がある」
ただ、弱みは、外部リンクやトラックバックがないなど、ソーシャルメディア化されていないことで、アサヒ・コムの編集チームは、これらの機能を実装したいが、紙媒体の側が抵抗している、という。
朝日新聞は、どのように生き残りを図れば良いのか。佐々木さんは、「ソーシャルメディア化と、サイト間のシナジー効果」がカギだと見る。
なるほど、メディアにも守旧派と革新派がいるわけだ。
これは放送局でも同様なのだろう。
朝日新聞は、Yahoo!にもニュースは提供していないくらい保守的。自社だけでネットメディアを発展~収益増にできればいいのだろうが、既存のサイトを買った方が簡単ということか。
しかし、紙としての新聞を売りながら、ネットでは無料でニュースを提供するというのは、どうも整合性に欠ける気がする。内容がまったく同じというわけでないにしろ、大部分のニュースはネット上で読めてしまう。それならば、紙の新聞はやめてしまえばいいものを。紙資源を使わないということでも、環境保護にもいいだろうに。押し紙という詐欺行為もあるわけだしね。
前述の記事に関連することが、別の記事にあった。
それは以下。
Business Media 誠:新連載スタート! 相場英雄の時事日想:なぜ巨大メディアは赤字に陥ったのか? 真犯人はこの男たち (1/2)
お叱りを承知の上で指摘させてもらうと、こうした人種は記者以外の業務は全くの素人であり、キャップと呼ばれる幹部職の記者がマネージできるのはせいぜいで10人規模の記者クラブまで。一般事業会社のように営業、財務の知識があるわけでもなく、これらの最低限の素養を持ち合わせていなければトップに就けないというごくごく一般的な社会常識は、マスコミには当てはまらない。これこそが業界全体を覆う業績不振の真犯人に他ならない。
経営者が能なしということか(^_^)
赤字になってつぶれないのが不思議だ。
経営がダメなら、ネットへの適応もダメ、報道機関としての信用も落ちていてダメ、あげくにねつ造や誤報、偏向報道の連発……と、救いようがない。
「アサヒる」なんていわれるようになってしまったのでは、権威もなにもあったものではない。
asahi.comとCNET Japan
似て非なる2つのサイトを、果たしてうまく融合できるだろうか?
お荷物を背負い込むことにならなければよいが……