政府は「新しい生活様式」のひとつとして、マスク着用を求めている。
一方で、暑い季節のマスク着用は、熱中症リスクを高めると警告されている。
暑い屋外、マスク外して コロナに加え熱中症も注意―厚労省など:時事ドットコム
新型コロナウイルスの感染拡大防止策に関して、加藤勝信厚生労働相は26日の閣議後の記者会見で、夏場にかけては熱中症にも注意が必要だとして、「屋外で人と十分な距離が確保できる場合にはマスクを外すこと」を呼び掛けた。高温多湿の中でのマスク着用は体に負担になるという。
前エントリで書いたように、一般的なマスクのフィルター効果は、ほぼゼロ。
気休めと自己満足にしかならないのに、マスク着用をなかば強制する。
しかし、暑い季節は熱中症も心配だから、マスクは外せともいう。
どっちが優先なんだ?
暑い屋外は外すとして、暑い室内はどうなのか?
冷房がキンキンに効いているところばかりではないからね。
電車は窓を開けることを求めているから、冷房効果は薄れて、けっこう熱気がこもっている。満員電車が戻ってきて、電車内は3密だから、マスクは外せないことになる。ウイルスとの戦いだけでなく、熱中症との戦いでもある。
中国では、マスク着用が原因とみられる子供の死亡事例が報道されていた。
遠からず、日本でも「マスク熱中症」による事案が発生するような気がする。
何人かの死人が出ないと、問題視されないだろうし、本腰を入れて対策をしようともしないだろうね。いつもそうだから。
「新型コロナに対するリスク評価の更新を」でも触れたが、年間の熱中症による死者数は、現時点での新型コロナの死者数よりも多い。
リスクとしては、熱中症の方が高い。
コロナで死ぬか、熱中症で死ぬかの選択か?
もういいかげん、マスク依存症はやめようよ。