YouTubeを見ていたら、おすすめに出てきた作品が目に留まった。
なんと、宮崎監督の「風の谷のナウシカ」の実写版だと???
どうやら、熱心な海外ファンによる、ファンムービーのようだ。
▼WIND PRINCESS – OFFICIAL TRAILER (NAUSICAÄ TRIBUTE)
なにげにクオリティが高い(^_^)。
いやはや、技術的なレベルもさることながら、どんだけお金をかけてるんだ?
短編映画ということで、タイトルは「WIND PRINCESS」
直訳すれば、「風の王女」だが、原作のイメージを踏まえると「風の谷の姫」というところか。
ちなみに、制作しているのはブラジルのファンで、かれこれ4年をかけて作っているらしい。
いつごろ完成するのか不明だが、これは期待したい。
これに限らず、欧米ではファンムービーが多い。
Star Warsのファンムービーは特に多い。それもかなり本格的に作ってあるんだよね。このへんは、日本にはあまりない映画文化の広がりだ。
ハリウッド映画がスゴイというだけでなく、映画を文化として支えるファンの熱意と創作意欲もスゴイ。
日本アニメは世界的に評価される作品も多いが、アニメ制作現場の労働環境は劣悪だ。貧困層確定の業界に、若き優秀な才能がたくさん集まるはずもなく、未来は明るくない。
ナウシカの実写版自主制作映画を作ろう……なんていう人が、原作の母国である日本から出てこないのが、悲しい現実。
日本映画の、マンガ原作の実写映画では、残念な作品が多いのも事実。プロでもそうなのだから、レベルが低いとはいえる。
ともあれ、完成版を楽しみにしよう。