「画像を綺麗に拡大できるツール」の続き。
SmillaEnlarger
……と、比較するために、3つの画像拡大ツールを試用してみた。
それが……
Blow Up 2
PhotoZoom Pro 3
デモ版があったので、SmillaEnlargerとの効果の違いをサンプルで示すと以下のようになる。
▼オリジナル(148×148ピクセル)
これはうちの猫のグミだが、元画像をあえて小さくして、画素を荒くし、ジャギーが出るようにした。表示上は148px→350pxになっているので、約236%拡大。
▼SmillaEnlargerで500%拡大(表示上は47%縮小。クリックで原寸表示する)
▼Blow Up 2で500%拡大(表示上は47%縮小。クリックで原寸表示する)
▼PhotoZoom Pro 3で500%拡大(表示上は47%縮小。クリックで原寸表示する。デモ版なので透かしが入っている)
画像をクリックすると、別窓で原寸表示するが、わかりにくいだろうから、部分をクローズアップすると……
▼オリジナル
▼SmillaEnlargerで500%拡大
▼Blow Up 2で500%拡大
▼PhotoZoom Pro 3で500%拡大
……というような感じだ。
SmillaEnlargerの方が、PhotoZoom Pro 3やBlow Up 2よりも自然な感じで拡大されている。
一方、Blow Up 2はエッジを際立たせるためにやや誇張されている。
PhotoZoom Pro 3は両者の中間くらい。
オリジナルのドットの荒さで、境界線が曖昧になっているわけだが、Blow Up 2はドットの間を埋めるのに、必要以上につなげてしまっているようだ。
その点、SmillaEnlargerは曖昧さをうまく埋めている。
やや誇張したシャープさを求めるならBlow Up 2が適しているが、不自然さを誇張しない拡大ならSmillaEnlargerが適している。
また、ディテールがわりと再現できるのは、PhotoZoom Pro 3だ。PhotoZoom Pro 3は拡大方法にバリエーションがあり、被写体によって使い分けられる。