子供にかかわる事件が発生すると、それを連想させるような内容のアニメが放送中止にされるという事態が続いている。
以下もそれだ。
<こどものじかん>テレビ埼玉が放送取りやめ 札幌の教頭児童売春事件に配慮(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
テレビ埼玉は11日、おませな女の子と新人教師が巻き起こす騒動を描いたテレビアニメ「こどものじかん」の放送を取りやめることを明らかにした。同局では「札幌の小学校教頭の児童買春事件など社会情勢に配慮した」と説明しており、代替番組については検討中という。
放送局の倫理観とは、いったいなんなのだ?
これが良心的な配慮だというのだろうか?
これが倫理だというのなら、殺人事件が起きるたびに、殺人事件を題材とした探偵ものや刑事もののミステリーは放送できない。
残酷さということでいえば、最近、BSやCSで放送されていた「羊たちの沈黙」の方がはるかにショッキングだが、そうした問題にはされていない。
なんか、おかしいぞ!
殺人シーンや事故等で人の死ぬシーン、エッチなシーンのない映画の方が少ない。だとすれば、大部分の娯楽映画は放送できないことになってしまう。
名画といわれる映画でも、戦争もの、殺陣ものは少なくない。それらの作品の倫理判断はどうするのだ?
フィクションと現実の見境がつかなくなっているのは、放送局の方ではないのか?