個人的に待望していたドラマの、シーズン2が始まった。
シーズン1は途中から見始めたのだが、ドラマの設定と事件の解決過程が面白くて、引き込まれてしまった。
日本ではAXNが最初に放送したようだが、それをNHKが放送した。
制作はフランスなので、言語はフランス語だ。さすがにフランス語はチンプンカンプンなので、吹き替え版じゃないと楽しめない。
主人公のアストリッドは自閉スペクトラム症という設定なので、普通の人とは違う思考や行動をする。それがドラマに新鮮味を加えている。
自閉症のキャラクターというと、「グッド・ドクター 名医の条件」を思い出すが、こちらの主人公はサヴァン症候群という設定だった。
違いがわかりにくいが、ドラマとしての雰囲気は似ている。
シーズン1は、先日までNHKで再放送されていたが、NHK+の見逃し配信では1週間前までしか見られない。最初から見たい人は、Amazon Prime Videoの「Cinefil WOWOW PLUS」で見るのがオススメ。登録後、1週間は無料なので、その間に見てしまえばいい。
NHKのサイトに出演者のインタビュー動画があるので、それも見ておくとよい。
アストリッドを演じているサラ・モーテンセンは、今どきの若い女性という感じで、とにかく快活で明るい性格のようだ。アストリッドとは真逆だ。
刑事もので推理ものにもなっているので、事件の謎解きがドラマの胆。
その点はよく計算されていて、面白い仕掛けが用意されている。ミステリー好きにもオススメだ。
回想シーンでアストリッドの少女時代が度々出てくるが、サラ・モーテンセンに似た子役が登場する。よく似た子役を探してきたなーと思った。シーズン2では、アストリッドの過去と成長も掘り下げていかれるらしい。
また、声を当てている貫地谷しほりさんが、なかなかいい演技をしていて、それがドラマの質を高めていると思う。
レビューとしては書かなかったが、この前に放送されていた「レジデント・エイリアン」の後番組なので、毎週日曜の楽しみが継続することになった。
ちなみに、レジデント・エイリアンはWOWOWでシーズン2まで放送されていたが、現在はWOWOWは契約していないので見られなかった。こちらも続きが気になる。
「アストリッドとラファエル」はフランスではシーズン3までが制作され、シーズン4の制作も決定しているという。日本でも追随して放送して欲しいね。