銃についての教育は、日本でも必要かもね。
兵役のない日本は平和だけど、いざ戦うということになったとき、銃の知識がないのは困ったことになる。
軍隊や銃に対して強烈なアレルギーのある日本では、子どもに銃を持たせるのは非常識といわれるのだろう。
その一方で、時代劇で日本刀を振り回すことには抵抗はないんだよね。あれだって、人を殺す道具なんだけど。その武道を教えるのが剣道だし、柔道は肉弾戦の戦い方。今ではただのスポーツになっているけど、ルーツは敵を倒すためのもの。
アメリカのような銃社会も問題ではあるが、戦いになれば銃を扱える戦力にはなる。日本の場合は、自衛隊に丸投げなので、ウクライナのような市街戦になると、市民はなすすべがない。
実銃でなくてもいいから、本物と同等の構造のモデルガンで、最低限の使い方は教えた方がいいように思う。なにも知らないよりはマシ。
台湾では、市民も軍事訓練に参加しているという。
フォトログ:台湾住民が射撃訓練、ウクライナ侵攻「明日は我が身」 | ロイター
軍事シミュレーションでのエアソフトガン使用は人気があるが、台湾では銃の所持が厳しく規制されていることから、競技スポーツとして教えられている。だが、射撃体勢から照準に至るまで、その動作や戦術の多くは本物の戦闘に類似している。
エアソフトガンだとサバゲーではあるが、模擬訓練としては有効だろう。
太平洋戦争中のような、竹槍で敵を迎え撃つよりは、こういう訓練の方が役に立つ。もしものときに備えるのなら、銃の知識と訓練は必要だと思う。
余談だが、私のモデルガンコレクションはこんな感じだった。
いつかくる大地震に備えて、避難訓練や備えておくべき防災グッズは、しつこいくらいいわれる。
では、有事の際に備えておくべきことは、十分だろうか?
「弾道ミサイルに対する避難訓練は役に立つか?」で取り上げたが、防爆姿勢もいい加減なので、これでは訓練にならない。銃器による市街戦になったときの対処法や訓練は、ほぼ皆無だ。
白旗を揚げて降伏するのかね?
ロシア軍を見ればわかるように、戦時下では戦わないものは殺される。
ミサイルが足りないから、アメリカからミサイルを買う話になっているが、市街戦になったときの銃が足りないのも問題だ。自衛隊だけでは数が足りないとなったとき、市民も武装させようとしても持たせる銃がない。
ウクライナは外国から援助があるとはいえ、市民も戦力になっているから持ちこたえている。日本だったら、1週間で陥落してしまいそうだ。
逃げる訓練だけではなく、戦う訓練も必要だと思うね。